• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

蛋白質導入法を用いたギャップジャンクション開閉の仕組みの解明

研究課題

研究課題/領域番号 16791103
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関北海道大学

研究代表者

山岡 雄司  北海道大学, 大学院・歯学研究科, 助手 (50322821)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
キーワードconnexin43 / 蛋白導入 / gap junction / 細胞内蛋白導入法
研究概要

pHの低下によるGap junction (Gj)の閉鎖は、connexin43(Cx43)の第二細胞内ドメイン(Loop)に存在するH(ヒスチジン)が必須であることから、pHが低下することでHにプロトン(H+)が付加されて陽電荷を帯び、細胞内C末端(CT)がLoopに結合することにより起こると考えられている。
本仮説を検討する目的で研究を進めた結果、本年度は、以下の結果を得た。
1,本研究には現在注目を集めている細胞内蛋白導入法を用いたが、これに利用するTAT結合LoopおよびCTを作成した。
2,細胞内C末端が欠如したconnexin43(cx43)を発現するHeLa細胞にCTを細胞内蛋白導入法にて導入後pHを低下させるとチャンネルの閉鎖が起こった。
3,Cx43を発現するHeLa細胞に1と同様の手法にてCx43第二細胞内ドメインを導入しpHを低下させたがチャンネルの閉鎖は阻害されなかった。
4,Cx43の細胞内第二細胞内ドメインを蛋白導入法にCx43を発現するHeLa細胞(Cx43HeLa)に導入すると、細胞内Loopがcontact領域に発現することが明らかとなった。
5,蛋白導入法を用いてCx43のC末端をHeLa細胞に導入するとp27のユビキチン化に関連するKPC1の発現が抑制される。
結果5については論文を作成済みである。結果4についてなぜLoop領域を細胞内に導入するとcontact領域に発現するのか詳細に検討した後に論文を投稿する予定である。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Connexin43のC末端はKPC1の発現を抑制する2005

    • 著者名/発表者名
      山岡雄司, 黒嶋伸一郎, 吉田重光
    • 雑誌名

      北海道歯学雑誌 26・2

      ページ: 281-287

    • NAID

      10017090447

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

URL: 

公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi