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頭頚部悪性腫瘍におけるtelomeraseを用いた診断および治療への検討

研究課題

研究課題/領域番号 16791119
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関神奈川歯科大学

研究代表者

三好 代志子  神奈川歯科大学, 歯学部, 講師 (70288075)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2004年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードTelomerase / TRAP / in situ TRAP / hTERT / AZT / bc1-2 / p53 / bcl-2
研究概要

Telomeraseは悪性腫瘍の85〜95%に癌特異的に認められると報告されている。我々はすでに頭頚部悪性腫瘍においてTelomerase活性の存在を報告し(Miyoshi et al. Asian Journal of Oral and Maxillofacial Surgery"14 : (1),28~34, 2002. Miyoshi et al. Eur.J.Cancer35 : 283-289, 1999)、またヒト頭頚部領域原発の前癌病変組織においてTelomeraseが活性化している癌の組織はハイリスク群であり、スクリーニングとして有用であるという成果を得ている。一方、このTelomerase活性をつかさどるTelomerase関連遺伝子(hTERT)は、実際の癌診断および癌治療に有用なターゲットとして注目されるようになってきた。我々は、最近ある程度のレチノイン酸の組み合わせたものがhTERT遺伝子の転写抑制を介してTelomerase活性を抑制することを報告し(日本癌学会, 2000)さらにTelomerase阻害剤(AZT・EGCG・SMT-312など)による口腔悪性腫瘍への癌治療法の基礎研究を検討している。そこで今回これをヒト頭頚部悪性腫瘍の有用な新しい癌診断と治療法にすべく既知・未知を含めたTelomerase活性抑制法やTelomerase活性阻害剤の頭頚部癌に対する作用を検討した。これらの薬剤などによる口腔癌細胞の変化やTelomerase活性の発現強度や関連する各種遺伝子の変化を調べることを目的として、ヒトTelomerase逆転写酵素hTERT(human telomerase reverse transcriptase)・ヒトTelomerase付属蛋白質hTRF1/2(human telomerase repeat binding facter1/2)アポトーシス関連遺伝子(p53遺伝子・bc1-2遺伝子)の発現をRT-PCR法にて発現を検討した。
・リアルタイムPCR(Roche)を用いてhTERTを定量した。
・PCR-プライマーエクステンションによるTelomeric repeat amplification protocol(TRAP)assay法でTelomerase活性を測定した。
3.同上の組織からin situでのPCRによるin situ TRAP法を行いTelomerase活性の細胞レベルでの発現の有無を調べた。
4.免疫組織染色やフローサイトメトリーにより細胞増殖率や細胞周期を測定した。さらにマイクロダイゼクションを用い特定細胞を比較検討した。
5.口腔腫揚細胞を用いてTelomerase逆転写酵素阻害剤(AZT・EGCG・SMT-312など)やアンチセンス(TERT発現ベクターの変異導.入・p53遺伝子発現ベクターの変異導入など)の細胞内導入を試み、細胞増殖やTelomerase活性の発現の変化を検討した。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 口腔癌細胞への正常p53遺伝子導入によるテロメラーセ活性抑制に関する研究2006

    • 著者名/発表者名
      堀眞由美, 笹倉裕一, 三好代志子, 上村博司, 渡辺是久
    • 雑誌名

      日本口腔外科学会雑誌 52(9)

      ページ: 499-497

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Telomere Length, Telomerase Activity an Expression of Human Telomerase Reverse Transcriptase (hTERT) mRNA in Head and Neck Squamous Cell Carcinoma.2004

    • 著者名/発表者名
      Yuuichi sasakura, Yoshiko Miyoshi, Yoshihisa Watanabe
    • 雑誌名

      Bulletin of Kanagawa Dental College 32(1)

      ページ: 69-73

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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