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生体内におけるD型アスパラギン酸の新しい生理機能の検索

研究課題

研究課題/領域番号 16791129
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 機能系基礎歯科学
研究機関九州歯科大学

研究代表者

増田 渉  九州歯科大学, 歯学部, 助手 (80295865)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2005年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2004年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワードD-アスパラギン酸 / 唾液腺 / 二次元電気泳動 / ラット / D型アスパラギン酸
研究概要

高等哺乳動物の外分泌組織におけるD型アスパラギン酸の生理機能を解明するために、唾液腺をモデル系として研究を行っている。これまでに高濃度のD型アスパラギン酸がラット耳下腺腺房細胞と顎下腺線条部導管に存在することを明らかとしている。そこで今回の研究では、プロテオーム解析法を用いて、D型アスパラギン酸によって変化するもしくは変化を受ける新たな分子をタンパク質レベルで網羅的・統括的に解析することを試みた。
まずは、ラット耳下腺をターゲットにして実験を行った。まずD型アスパラギン酸によって発現の変化するタンパク質分子を検索するために、コントロール群ラットには生理食塩水を、また対照群ラットには1mmol/kgになるようにD型アスパラギン酸を共に腹腔内に投与した。投与2時間後にそれぞれのラットより耳下腺を摘出し、常法を用いて全タンパク質を抽出した。それぞれより得られたタンパク質試料(100μgタンパク質)を一次元目は等電点、そして二次元目はSDS-PAGEにより二次元的に分離し、その中に含まれるタンパク質の質的・量的変化についてPDQuestソフトウエアを用いて網羅的に比較検討した。その結果、D型アスパラギン酸投与によって増加あるいは減少したタンパク質がそれぞれ検出された。D型アスパラギン酸投与によって発現が増加したタンパク質は、特にpHが6~7付近、分子量が40~50kDaの比較的狭い範囲に認められた。一方、D型アスパラギン酸投与によって発現が減少したタンパク質は、特にpHが9~10付近に特に顕著に認められ、分子量は20~100kDaまでの広い範囲に及んだ。現在得られた結果を再度検証し、再現性を確認している。その後、これらの変化のあったタンパク質がどのような分子であるのかMS解析により調べる予定である。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Primary study of D-amino acid accumulation system2006

    • 著者名/発表者名
      Wataru Masuda
    • 雑誌名

      D-Amino Acids : A New Frontier in Amino Acid and Protein Research -Practical Methods and Protocols- (in press)

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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