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Down症患者における歯周疾患に対する遺伝子治療への検討

研究課題

研究課題/領域番号 16791147
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 病態科学系歯学・歯科放射線学
研究機関日本大学

研究代表者

田中 陽子 (大塚 陽子)  日本大学, 松戸歯学部, 講師 (50349974)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードDown症 / 歯周疾患 / 遺伝子導入 / 早期老化 / Down syndrome / periodontal disease / Interleukin-6 / Lipopolysaccharide
研究概要

Down症および健常者からインフォームドコンセントを十分に行ったうえで、辺縁歯肉を採取し、それぞれから歯肉線維芽細胞を得た。さらに、歯周病原細菌であるActinobacillus actinomycetemcomitans (A.a.)から、歯周病の誘発因子であるLipopolysaccharide (LPS)を採取した.得られたDown症および健常者の歯肉線維芽細胞に対してLPSで刺激を加えた。Down症と健常者の炎症症状における差を検討するため、培養上清を用いて、炎症性サイトカインの産生量をELISA法にて測定し、さらに細胞からRNAを採取し遺伝子解析を行った。ELISA法の結果では培養上清中のサイトカインはDown症のほうが健常者よりも高いレベルで検出された。遺伝子解析はGene chipにて行った。結果、Interferon、Interleukin、Chemokine、Matrix metallopeptidaseなど炎症に関する物質や、老化に関係するsuperoxid dismutaseがDown症において非常に高く検出された。Insulin growth factor binding proteinなどは健常者の方が高く検出された。
また、Down症に認められる早老に注目をおき,老化がテロメアDNAの短縮によるものと考えられていることから,Down症患者から得られた歯肉線維芽細胞にレトロウィルスを用いてhTERT遺伝子の導入を行いLPSで刺激し,炎症性サイトカインであるInterleukin-6(IL-6)産生量をELISAにて測定した.さらにRNAを採取し,遺伝子レベルでの発現を検討した.その結果,hTERT遺伝子導入をした細胞において,IL-6の産生量が減少し,遺伝子レベルでもLPS刺激による産生が抑えられたという結果が得られた.

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Down症におけるLPSによるIL-6の産生量の増大

    • 著者名/発表者名
      田中 陽子
    • 雑誌名

      医学と生物学 (掲載予定)

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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