研究課題/領域番号 |
16791203
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
補綴理工系歯学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
樋口 大輔 昭和大学, 歯学部, 講師 (10286859)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 接着ブリッジ / Minimum intervention / ミニマムインターベンション / 形状記憶合金 / MI |
研究概要 |
天然歯を用いてモデルを製作し、形状記憶合金(ウィングロック)の有無による強度試験の結果から、ウィングロックシステムの効果についてのデーターを採取した。また、この結果をふまえ、臨床応用を行い、国際学会にて発表を行った。 1.前歯部欠損を想定した顎模型(ニッシン社製)の支台歯に形状記憶合金(ウィングロック)を用いたブリッジを製作することを想定し、支台歯形成を行った。 2.通法に従い印象採得を行い、作業模型を制作した。 3.支台歯の窩洞に合わせた溝を付与したポンティックを金属にて製作し、接着ブリッジとした。 4.インストロン万能試験機にて接着ブリッジの機械的強度を検討した結果、ウィングロックの補強効果が認められた。すなわち、レジンセメントのみの場合と比較し、ウィングロックを併用した場合の方が、破壊強度は大きくなる傾向を示したものの、ウィングロック単体では強度は向上せず、レジンセメントの接着力との併用が重要であることが示唆された。 5.計測データーはパーソナルコンピューターに蓄積し、解析を行った。 6.今回の結果を受け、」側切歯が先天的に欠損していた唇顎口蓋裂患者に、ウィングロック併用の接着ブリッジを応用し、その成果を日中歯科医学会にて発表した。その結果、支台歯の削除量がこれまでのブリッジだけではなく、従来の接着ブリッジに対しても非常に削除量が少なく、支台歯を極力削りたくないとした患者の希望に沿うことができた。会場からの質疑も多く学会参加者からの反響も大きかった。
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