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石膏系埋没材の再利用における粉砕効率の合理化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16791216
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関松本歯科大学

研究代表者

宇田 剛  松本歯科大学, 歯学部, 助手 (30350838)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2004年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード石膏系埋没材 / 再利用 / 粉砕効率 / 埋没材 / 石膏系 / 粉砕
研究概要

最適な粉砕効率を得る為に粉砕実験.粒度分布測定を行ったところ,回転数が250〜600rpmの条件では,回転数を一定とし粉砕時間を延長させた場合,粉砕された埋没材の平均粒径は減少する傾向を示した.この時,すべての条件で粉砕時間に対して対数関数的に相関が認められた.また,粉砕時間が10〜60秒の条件では,粉砕時間を一定とし回転数を増加させた場合,10秒の条件を除いて粉砕された埋没材の平均粒径は減少する傾向を示し,すべての条件で回転数に対して対数関数的に相関が認められた.時間が10秒の条件で回転数を増加させた場合,各々の結果の間に大きな差があり,相関係数が低い結果を示した.標準試料の平均粒径(7.738μm)に近似した条件は250,300rpmで40秒,350,400rpmで30秒,450〜600rpmで20秒であった.粉砕時間を延長すると埋没材の平均粒径は減少するが,粉砕時間が増加するにつれルツボ自体が発熱することから,埋没材の粉末が変質する可能性が示唆された.また,X線解析より粉体中には半水石膏,二水石膏共に含まれていた.通常,石膏原石を200℃以上で加熱すると斜方晶系無水塩となる.斜方晶系無水塩は,非常に安定度が高いちゅう密充填の結晶格子となるため処理後の石膏は硬化しないと言われている.しかし,今回再利用した埋没材では700℃という高温で加熱したが,比較的短時間のため,半水石膏あるいは六方晶無水塩にとどまり,斜方晶系無水塩には変化しなかったと考えられた.

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 石膏系埋没材の再利用に関する研究-その3-粉砕時間と回転数について2004

    • 著者名/発表者名
      宇田 剛
    • 雑誌名

      日本補綴歯科雑誌 48・112

      ページ: 173-173

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 石膏系埋没材のリサイクルに関する研究-その2-適切な粉砕条件2004

    • 著者名/発表者名
      宇田 剛
    • 雑誌名

      歯科材料・器械誌 23・5

      ページ: 436-436

    • NAID

      130006963567

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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