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骨新生を目的としたヒアルロン酸の骨芽細胞への応用

研究課題

研究課題/領域番号 16791221
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関大阪歯科大学

研究代表者

川本 章代  大阪歯科大学, 歯学部, 助手 (50368156)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2004年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワードヒアルロン酸 / 骨芽細胞 / 遺伝子発現 / コラーゲンゲル
研究概要

外因性HAの骨欠損部に対する効果を遺伝子レベルで検索した.全実験で用いた細胞は骨芽細胞様細胞(MC3T3-E1),ヒアルロン酸(HA)は分子量6-12x10^5のアルツディスポ^<【○!R】>(生化学工業)である.
1.オリゴマイクロアレイ
細胞をプレート上に播種,または0.3%I型コラーゲンで細胞包埋コラーゲンゲルを作製し,1.0mg/mlHA添加培地で通法どおり培養を行った.培養7日後細胞を溶解し,DNA(Mouse oligo 38.5k array)でハイブリダイズし,蛍光スキャニングを行った.データ解析はGeneSpring7.2で行った.
2.リアルタイムPCR
上記の条件で培養の際,ゲルを一部プレートから浮遊させ,一部は固定した.培養後,ヒアルロン酸合成酵素(HAS1,HAS2)や,レセプター(β_1 integrin,CD44)の遺伝子発現を解析した.
1.の結果から,プレート上の細胞/細胞包埋コラーゲンゲル中の細胞では,HA群とコントロール群のシグナル強度がともにバックグラウンドより明らかに強く,信頼性の高い遺伝子が15,432/9,288得られた.そのうち,2.0倍以上シグナル変動の比が上昇している遺伝子が192/102,下降している遺伝子が697/201得られた.
2.の結果から,プレート上の細胞では,コントロール群に比べ,HA群ではレセプターの遺伝子発現は,有意な差は認められなかった.それに対し,プレートに固定した細胞包埋コラーゲンゲル中の細胞では,コントロール群に比べ,HA群では有意に上昇がみられた(p<0.05).HAS1,HAS2の遺伝子発現はいずれの条件においても,有意な差は認められなかった.
以上の結果より,骨芽細胞は細胞内張力の生成でも遺伝子発現は変化するが,HA存在下ではさらに顕著に変化したことから,HAがレセプターを介する伝達系に影響を与えていることが示唆された.

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Effect of an Inflammatory Mediator on the Syndecan Family Expression in Human Osteoblasts2005

    • 著者名/発表者名
      Aiko Kamada, et al.
    • 雑誌名

      Journal of Oral Tissue Engineering 3・2

      ページ: 105-111

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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