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咀嚼筋機能異常における低反応レベルレーザー照射の影響

研究課題

研究課題/領域番号 16791222
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関福岡歯科大学

研究代表者

石川 昌嗣  福岡歯科大学, 歯学部, 講師 (20369044)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード微小血管血流 / 咀嚼筋機能異常 / 低反応レベル照射 / CO2レーザー / 硬組織 / 低反応レベルレーザー照射 / LLLT / レーザー
研究概要

昨年度、レーザーによるLLLTが実際の診療でどの様な効果をあげられているかの検証を行い、これまで出されたLLLTの疼痛抑制効果についての報告と同様の結果が得られた.
また、周囲組織へのLLLTの影響を考慮しなければならないことも判明し、本年は硬組織へのレーザー照射(CO2)の影響を観察してきた。
XY軸エナメル質への照射出力差による影響は焦点距離4ミリでCW、SP1、SP2を0.5W、1W、1.5W、2Wでの盛り上がり量、蒸散した穴の直径と深さ、白濁したエリアの直径を求めた。X軸は、0.5Wではエナメル質の蒸散はなく白濁したエリア(100μm以下)のみ観察されたが、他は盛り上がりと蒸散が認められた。これに対しY軸では、0.5WであってもCW以外ではわずかな蒸散が認められた。
XY軸象牙質への照射出力差による影響は、X軸で0.5WであってもCW以外でははっきりとした蒸散が認められた。この結果はY軸でも同様であったが、エナメル質と象牙質では蒸散されずに残存した歯質に違いが見られた。これは、エナメル質と象牙質の組成や構造の違いだけでなく、吸収線量の違いがあるのようにも考えられる。
次に照射距離の違いによる象牙質への影響はCW、2Wで0〜11ミリの範囲で観察した。蒸散深さは照射距離4ミリ、穴の直径は照射距離7ミリ、炭化部位の直径は照射距離11ミリが最大であった。しかし、蒸散深さと穴の直径は最大となる照射距離を中心に前後は減少しているが、炭化部位の直径は照射距離5ミリを最低とし、前後で増大していた。これらのことから照射条件により歯牙組織に与える影響には差が大きく、照射出力や距離や組織によって変わることが明らかとなった。
今後さらに詳しい検討を行い、LLLTの条件設定を行いたい。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 顎顔面部咀嚼筋痛患者へのLow Level Laser Therapy2006

    • 著者名/発表者名
      石川 昌嗣
    • 雑誌名

      福岡歯科大学雑誌 31

      ページ: 113-119

    • NAID

      110004015836

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

URL: 

公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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