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顎関節円板の再生に関する実験的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16791264
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関日本歯科大学

研究代表者

小林 英三郎  日本歯科大学, 新潟歯学部, 講師 (00328874)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワード関節円板 / 再生 / コラーゲン / 骨髄 / 顎関節円板
研究概要

〔目的〕顎関節内障においては、一旦顎関節円板に穿孔が生じると再生は起こらず、穿孔部を中心に退行性変化が生じて変形性関節症に移行すると報告されている。そこで今回、顎関節円板の組織再生を実験的に誘導することを試み、組織学的に評価した。
〔方法〕体重2.5〜3.0Kgの雄の日本白色ウサギを用いた。耳前部より切開を加えて顎関節包を露出し、関節円板の中央部にタービンを用いてΦ1.6mmの穿孔を形成した。その後の処理により実験群をA、Bの2群に分けた。A群においては穿孔部にコラーゲンスポンジのみを埋入し、B群においては自家骨髄を混合したコラーゲンスポンジを埋入した。反対側は、穿孔形成後何も埋入せず対照群とした。観察期間は、2,4,8週後とし、屠殺後、顎関節部を周囲組織と共に一塊に摘出して組織学的に評価した。
〔結果〕A群では、第8週において穿孔部の縮小化が認められたが、連続性は認められなかった。B群では第2週において組織の再生が認められ、4周では移行的になっている所見が得られた。対照群では、8週においても再生所見は認められなかった。
〔考察〕以上の結果より、コラーゲンスポンジのみでは、穿孔した関節円板の再生を誘導することは出来ないが、自家骨髄をコラーゲンスポンジに混合させることにより、関節円板の再生を誘導することが示唆された。
そこで、採取した骨髄を培養することを試みるも、培養がうまくいかず、骨髄の採取部位や培地を調整してみたが、培養しても骨髄細胞が増殖せず、実験に応用することができなかった。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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