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rh-BMP2とbFGF混合埋植による顎裂閉鎖と歯周組織再生

研究課題

研究課題/領域番号 16791288
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児系歯学
研究機関広島大学

研究代表者

佐々木 彰子  広島大, 医歯(薬)学総合研究科, 助手 (00325177)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2005年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2004年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード口蓋裂 / 骨移植 / BMP
研究概要

本研究では顎顔面部へのBMP移植に対する加齢の影響を調べ、塩基性線維芽細胞増殖因子(basic fibroblast growth factor、以下FGF)を併用して、加齢で低下したBMP移植の骨形成に対する影響を検討した。またBMP移植後の組織への歯の移植の可能性を検討した。
8週齢と16週齢のラットの左右頭頂骨に直径3.5mm、深さ1mmの骨欠損を作製した。次いでBMPを含浸した担体に、生理食塩水に溶解した0ng,25ng,250ngのFGFを滴下したものを移植した。術後2,4週に組織の観察と、石灰化度、ALP活性の測定を行った。さらも15週齢のラットの左側上顎第一臼歯近心に3×3×0.5mmの骨欠損を作製し、16週齢時にBMPを含浸した担体を移植した。BMP移植直後または移植1週後に、抜去直後の自家上顎第三臼歯をBMP移植部へ移植し、4週後の組織を観察した。その結果、以下のことが明らかになった。
結果:術後4週では、すべての若年群と25ngのFGFを加えた成熟群で良好な骨形成像と高い石灰化度を示し、他の成熟群の石灰化度は低かった。ALP活性は週齢に関係なく、FGF添加群で術後2週に上昇し、4週で低下した。
BMP移植直後に歯を移植した群では、4週後、移植歯周囲の骨形成が良好であったが、移植歯と新生骨は骨性癒着を呈していた。一方BMP移植1週後に歯を移植すると、骨形成が良好であることに加え、骨性癒着が認められず、移植歯と新生骨の間に歯根膜組織および歯根膜線維の走行が観察された。

報告書

(1件)
  • 2004 実績報告書

URL: 

公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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