• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

functionalMRIを用いた顎機能異常に関する脳機能マッピング

研究課題

研究課題/領域番号 16791290
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児系歯学
研究機関徳島大学

研究代表者

堀内 信也  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助手 (70263861)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードfunctional MRI / 咀嚼運動 / 顎関節症 / 関節円板 / 嚥下運動 / 舌運動
研究概要

現在、顎顔面口腔領域における咀嚼機能の評価は、顎運動、咀嚼筋筋電図、咬合圧の測定などを行うことでなされており、末梢における咀嚼動態を記録、解析する方法が主流となっている。一方、近年解明されつつある中枢神経領域と、咀嚼機能などの末梢機能との関連性より、随意運動の起点となる脳幹の解析を行うことで末梢機能に関連する未知の因子を把握できる可能性がある。そこで、本研究では咀嚼機能に対する新しい解析法として、脳の機能局在論による脳機能マッピングについてfMRIを用いて中枢領域における咀嚼関連分野を検討すること、さらに、顎機能異常に対する中枢制御機構の関与を解明することを目的とした。
本年度は、顎関節の雑音や疼痛、開口障害などの、いわゆる顎機能障害に関連する因子を検討するために、顎関節をMRIにて撮像し、関節円板の転位に関しての検討も行った。顎機能に特に異常所見がみられず、咬合関係も個性正常咬合を有する被験者の顎関節を、1.5T臨床用MRIに頭部コイルを用いて、咬頭嵌合位と最大開口位の2顎位で撮像したところ、不顕性の関節円板の側方転位が観察された被験者が存在した。これまでの検討で、fMRIより得られるマッピングデーターは、課題(タスク)の構築方法によっては類似の事象を行っても異なる結果が得られることがわかっており、関連事象の条件付けや順序について十分配慮したタスクの設計が必要であるばかりでなく、被験者の顎機能に関しても動的な状態を十分に把握することが重要であることがわかった。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2006 2005 2004

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 関節円板前方転位を有する顎関節症患者の顎顔面形態の特徴について2006

    • 著者名/発表者名
      辻けい子
    • 雑誌名

      日本顎関節学会雑誌 18巻1号

      ページ: 83-83

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 関節円板の後方転位を伴う骨格性下顎前突症患者の顎関節形態および顎運動に関する検討2005

    • 著者名/発表者名
      猪熊健一
    • 雑誌名

      日本顎関節学会雑誌 17巻1号

      ページ: 90-90

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 矯正治療中に顎関節症状を発症した上顎前突症例2004

    • 著者名/発表者名
      堀内信也, 猪熊健一, 冨田優子, 森山啓司
    • 雑誌名

      中・四国矯正歯科学会雑誌 16・1

      ページ: 55-64

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

URL: 

公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi