研究課題/領域番号 |
16791301
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
矯正・小児系歯学
|
研究機関 | 日本歯科大学 |
研究代表者 |
田中 聖至 日本歯科大学, 新潟生命歯学部, 助手 (00350166)
|
研究期間 (年度) |
2004 – 2006
|
研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
|
配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2004年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
|
キーワード | GTF / 齲蝕 / St.mutans / St.sobrinus / リゾチーム / St. mutans / St. sobrinus |
研究概要 |
齲蝕原因菌であるSt.mutansやSt.sobrinusが産生する菌体外多糖類の合成に係るグルコシルトランスフェラーゼの阻害因子を唾液中のタンパク質に求めるという目的で実験を行い、St.sobrinus 6715株の培養液から抽出した粗GTFase活性がリゾチーム(卵白由来)存在下・で抑制を受けることを確認した。その結果を第48回歯科基礎医学会にて発表した。 しかし、 1)500μMリゾチームでGTFase活性がコントロールに比べ50%阻害されたが、リゾチーム濃度が唾液中の濃度(0.6μM)に比べ高濃度であった。 2)用いたGTFaseがGTF-I、SIの混合物であり、精製されていなかった。 3)Inhibition assayに用いたリゾチームがニワトリ由来のものであり、ヒトリゾチームと約40%アミノ酸組成が異なり立体構造に違いがあった。 4)ヒト唾液リゾチームが試薬として市販されていなかった。 という点から、リゾチームおよびGTFaseをリコンビナントプロテインとして作成する必要に迫られた。 そこで、大腸菌による生成を試みたがインサート生成後のステップで障害が生じ、本年度中にリコンビナントプロテインを得ることが不可能であった。 今後、リコンビナントプロテイン作成を効率的に行うために、また、他の唾液タンパク質とGTFaseとの相互作用の解析も視野に入れ、バキュロウィルス発現系を導入を計画している。
|