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救急領域における死を看取る援助-看護実践能力を修得するために必要な教育について-

研究課題

研究課題/領域番号 16791361
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 基礎看護学
研究機関県立広島大学 (2005)
広島県立保健福祉大学 (2004)

研究代表者

森木 ゆう子  県立広島大学, 保健福祉学部, 助手 (70374163)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード救急領域 / 看取りの援助 / 家族援助 / 看護実践能力
研究概要

救急領域で行われている死を看取る援助の実態を調査するために、『危篤状態にある患者家族への援助8項目』についての質問紙を作成し、全国の救命救急センターに勤務する看護師1860名に質問紙を郵送した。アンケートの回収率は56.6%。そのうち、1035名が有効な回答であった。得られたデータは、対象者の基本属性や救急看護に関する学習経験と、援助8項目の実施状況との回答の比率の差を、クロス集計、カイ2乗分析を用いて分析し、以下の結果を得た。
1.学生時代の救急看護に関する学習経験の有無と、援助8項目の実施状況に関しては、有意差はみられなかった。
2.救命救急センターに就職した後、救急看護に関する講習会や研修会等への参加の有無や自己学習の有無は、援助8項目の実施状況と、5%水準で有意差がみられるものがあった。
4.年齢と、援助8項目の実施状況に関しては、援助8項目のうち、「患者と家族が近づけるような配慮をする」以外は、回答の比率に5%水準で有意差がみられた。
5.臨床経験年数と、援助8項目の実施状況に関しては、援助8項目の全てにおいて、回答の比率に5%水準で有意差がみられた。
6.援助8項目のうち、最も実施が困難となっている援助は、臨床経験4年未満では「患者の尊厳を守りながら最期まで最善の患者ケアを行う」であり、4年以上では「患者の病状や予後など患者にかかわるさまざまな情報を収集し、その情報を家族の理解を確認しながら伝える」である、という興味ある知見が得られた。
以上の結果をふまえて、救急領域において死を看取る援助実践能力を修得するために必要な教育方法・内容を今後も明らかにしていきたい。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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