研究課題/領域番号 |
16791362
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 天使大学 |
研究代表者 |
大野 和美 天使大学, 看護栄養学部, 講師 (80298223)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 周手術期看護 / 救急看護 / クリティカルケア看護 / 看護教育 / 看護基礎教育 |
研究概要 |
本年度はまず、昨年度(平成16年度)の看護系大学における周手術期・救急・クリティカルケア看護領域の教育の現状を明らかにする調査の実施が予定よりも大幅に遅れたことにより、継続して質問紙の回収と分析作業を進めた。その結果、89校の看護系大学において成人看護学急性期領域(周手術期・救急・クリティカルケア看護)を専門として講義を担当している教員からの質問紙の有効回収数及び回収率は69(25.8%)であった。周手術期看護領域の内容は、69名全員が教育を行っていると回答し、実習も64名(92.8%)が行っていると回答していた。以上より、周手術期看護領域の内容は、学士課程における基礎教育の内容として選択されていることが明らかとなった。一方、救急・クリティカルケア看護領域の内容は、各々について57名(82.6%)と49名(71.0%)が教育を行っていると回答し、看護実習は各々12名(17.4%)と20名(29.0%)が行っていると回答していた。実習の必要性については、救急看護領域では必要あり23名(33.3%)、必要なし32名(46.4%)、クリティカルケア看護領域では必要あり28名(40.6%)、必要なし25名(36.2%)であった。救急・クリティカルケア看護については、実習の必要性ありと回答があった割合ほど実際には実習を行えていない現状があり、検討の必要性、課題が示唆された。 次に、周手術期看護を展開している病棟、ICU、救急部等に配属された新卒看護師に求められる看護実践能力、現状と課題等の調査に向けて、当該領域の看護師長にインタビューを実施し、その分析内容を踏まえて質問紙を作成した。今回は113の大学病院における当該領域の看護師長を対象として調査を実施した。臨床側の新卒看護師に求める看護実践能力のレベルが高いという傾向が見出されている。計画が遅れて進行しているため、今後も継続して分析を進め、大学及び臨床双方の調査結果を比較・検討していく予定である。
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