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中高年女性関節リウマチ患者の排尿症状に対する骨盤底筋群訓練の効果

研究課題

研究課題/領域番号 16791368
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 臨床看護学
研究機関山形大学

研究代表者

小竹 佐智代  山形大, 医学部, 助手 (00295388)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード関節リウマチ / 中高年女性 / 排尿症状 / Lower Urinary tract symptoms / Quality of Life
研究概要

[目的]女性は加齢に伴い尿失禁を有するリスクが高く、関節リウマチ患者の多くが壮年期以降の女性であるため、尿失禁ハイリスク集団であると考えられる。さらに、近年、女性においても残尿感や尿意切迫感などの前立腺肥大症様症状である下部尿路症状(LUTS)を有することが認められてきた。そこで本研究は、女性関節リウマチ患者の尿失禁ならびに排尿症状の実態とQOLとの関連を明らかにすることを目的とした。[方法]東北地区2施設において、関節リウマチ疾患にて外来通院し、研究の同意が得られた女性患者95名(平均年齢58.5歳±SD12.4歳)に対し、自記式質問紙を配布し回答を得た。基本的属性として、年齢、身長、体重、便秘の有無、既往症の有無と疾患について調査した。関節リウマチに関する項目では、日常生活活動の状態、関節リウマチによる痛みと関節の腫脹の有無について調査した。排尿症状に関する項目では、失禁の有無と排尿症状のリスク要因(出産歴、BMI、便秘の有無)について情報収集した。LUTSの尺度には、IPSS(International Prostate Symptom Score)を用いた。QOLはSF-36V2^<TM>を使用した。なお、本研究は、調査実施施設の倫理委員会の承認を得て実施した。[結果および考察]IPSS合計得点の平均点は、4.15点(中央値2.5点)であった。IPSSの中央値が1.0点以上であった項目は、「頻尿(日中)」および「夜間頻尿」であった。尿失禁の実態では、35名(36.8%)が尿失禁があると回答した。そのうち、19名(54.3%)は、週に数回〜毎日尿失禁があった。また、失禁の程度では、11名(31.4%)の対象者がパッドや下着の交換が必要であった。SF36によるQOL得点では「全体的健康感」が平均点39.8点と最も低く、「活力」が平均51.8点、身体機能」が平均53.4点と低かった。本研究の結果より、中高年女性関節リウマチ患者の多くは加齢や出産経験により尿失禁のリスクが高い集団であることが確認できた。実際に、対象者は、日中および夜間の頻尿を感じており、36.8%の対象者が尿失禁を経験している。それらより、関節リウマチ患者においても、機能性尿失禁以外の尿失禁について検討することは重要である。今後、更に詳細に研究結果を検討してく。

報告書

(1件)
  • 2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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