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パーキンソン病患者の日常生活行動への対処を促進する看護援助に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16791372
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 臨床看護学
研究機関千葉大学

研究代表者

田所 良之  千葉大学, 看護学部, 助手 (50372355)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードパーキンソン病 / 日常生活行動 / 対処
研究概要

パーキンソン病患者は、その病気の進行と共に今まで通りの日常生活を営むことの困難さが増し、個人の生活様式や社会的役割の変化を余儀なくされる。しかし、症状の変化に主体的に関与し、生活環境の調整、行動の変更、思考の転換を行う等、自己の能力の変化にあわせて対処していくことが重要である。本研究では、パーキンソン病患者が日常生活行動に対して行う対処を促進するための看護援助を構築することを目的とした。
文献検討の結果、パーキンソン病患者の受けた診断の衝撃や、病気を持ちながらの生活について質的帰納的に分析されたものがいくつか見られた。また、対処方法に言及した研究は量的に対処のスタイルを示したものが多く、個人の対処方法について詳細に検討されているものはみられなかった。またそれらの文献は海外での研究報告が多く、個人・家族の価値観の違い、患者をとりまく社会状況の違い等から、日本文化に根ざした対処方法を明らかにし、それを促進していく必要性があるのではないかと考えた。また、学会・研究会かちの情報収集から、英米や日本以外のアジア及びオセアニア圏では、広くパーキンソン病専門看護師が存在し、日常生活上の支援だけでなく、薬物の調整にまで深く関与していること等、専門的なかかわりが行われていた。
本研究を通して、パーキンソン病患者の日常生活行動への対処を促進する看護援助としては、病の軌跡を通した患者の認識・感情の理解者となる、信頼関係の構築だけでなく「なじみ」の関係の構築を目指す、病気や治療に対する患者のレディネスに合わせて情報を提供する、日常生活行動におけるリハビリテーションの意義を見出し・支援すること、患者のサポーターである家族に働きかける等が示唆された。しかし、パーキンソン病をもつ個人の生活状況や対処方法は個人特有のものも多く、その看護援助の有効性については継続的に研究していく必要性があると考える。(796文字)

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 図書 (1件)

  • [図書] QOLを高めるリハビリテーション看護 第2版2006

    • 著者名/発表者名
      貝塚みどり, 大森武子, 江藤文夫, 酒井郁子(編)
    • 総ページ数
      295
    • 出版者
      医歯薬出版株式会社
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

URL: 

公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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