研究課題/領域番号 |
16791403
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 神戸市看護大学 |
研究代表者 |
川上 由香 神戸市看護大学, 看護学部, 助手 (30364053)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 臨床 / 肺がん患者 / 外来化学療法 / 運動プログラム / 面接調査 |
研究概要 |
本研究の目的は、外来化学療法を受ける肺がん患者の運動プロトコルを作成することである。第一段階で実施した1施設の肺がん患者10名(PS1)に対するインタビューを分析した結果、参加者が最も体力の低下を実感していたのは、退院直後自宅での生活を再開した時であった。退院1ヶ月後には、普通の生活と呼べる状態に回復し、以降は、体調と折り合いをつけながら活動を継続していた。よって、運動は入院時から導入されると効果的であることが示唆された。一方、この時期は大半の患者にとって告知直後であり、身体的にも化学療法の副作用を最も体験している時期であった。そのため、あくまでも患者の意思で始められるよう情報提供が必要であった。また、筋力の低下は安静によることが多く予防可能であるため、外来化学療法を受けている患者の運動は、"リハビリテーション"ではなく、"エクササイズ"の概念を用い、有酸素運動、なかでもウォーキングが望ましいことが明らかとなった。また、過用性症候群の予防も重要であり、本研究でも毎日ウォーキングをしていた患者には、翌日に疲労が残っていることが伺われた。したがって運動頻度は、通常のエクササイズと同様、1週間に3日が、無理なく筋力および持久力をつけられる回数であり、文献検討の結果も同様であった。運動以外のことではあるが、患者には「体に良いことをし、悪いことをやめる」徹底した取り組み、すなわち禁酒、禁煙のみならず、旅行や人と会うことを控えたり、好物を控えたりといった行動が見られた。患者が悪いことと判断して中止していることが、結果的には自分の楽しみを奪うことになっていた。これらの結果をふまえ、研究対象となった施設の研究者と共同で、従来から使用している指導用パンフレットに運動プログラムの内容を反映させ、「〜はいけない」といった禁止型から「〜をしてもかまわない」とうい可能型へパンフレットを修正した。
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