研究課題/領域番号 |
16791413
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 聖路加看護大学 |
研究代表者 |
飯岡 由紀子 聖路加看護大, 看護学部, 助手 (40275318)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | 女性専門外来 / 中高年女性 / documentation / tool / アセスメント |
研究概要 |
近年急増した女性専門外来は、医療体制や構成スタッフの施設差が大きく利用者の混乱を招いている。また中高年女性の健康問題は、学際的な知識や包括的な見解から捉えることが重要であり、関連要因のアセスメントが煩雑になり易い。よって、より組織化・均質化した効果的なケアの提供が望ましく、その媒体となるドキュメンテーションツール(以下ツール)の開発が必要と考えた。文献検討からは、女性専門外来の設置主体、開設理由、構成スタッフ等の医療体制は調査されているがケアに関しては十分に調査されていないことと、ドキュメンテーションシステムの12基準(使いやすさ、時間効率、コンピュータへの適用、患者ニードへの順応性等)や.10のアセスメントカテゴリー(役割・関係性、健康の認識・健康の管理、活動・休息等)などが明らかになった。ツールはadmission sheet、follow up sheet、explanation and education sheet、self-care sheetが考えられたが、今回はadmission sheetに焦点を当て、看護師と患者が共有でき、背景要因の整理、ニーズの明確化が可能となるようなツール開発を目標とした。以上を踏まえ、ツールの実用性を考慮し、全国の女性専門外来に対して医療状況、初診時の問診内容とその重要度、看護師の役割とその重要度等を郵送法により調査した。対象は184施設の医師と看護師で、117名の回答を得た。初診時の問診内容の因子分析では、人間関係・生活背景、役割認識・自己認識、月経、排泄、栄養・嗜好品、身体状況、診療の説明内容や希望の因子が抽出された。看護師の役割では、主に診療に関わる事が実施され、個別・集団指導や教育、継続的なサポートは行われていなかった。今後は、関連要因の探索など詳細に分析し、ツールを開発する予定である。
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