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慢性疼痛患者とその家族の疾病対処行動に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16791415
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 臨床看護学
研究機関東海大学

研究代表者

佐藤 幹代  東海大学, 健康科学部, 講師 (00328163)

研究期間 (年度) 2004 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2004年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード慢性疼痛 / 対処行動 / リハビリテーション / 集団療法 / 臨床看護 / 慢性疼痛患者 / 疼痛緩和対処方法 / 森田療法的精神集団療法 / 代替療法 / 集学的アプローチ / 疾病対処行動
研究概要

慢性的な痛みを抱える患者への看護のあり方を考えていく上での手がかりとするために、森田療法的接近法を用いた精神集団療法に参加経験のある慢性疼痛患者に対し看護援助方法として、本人が独自に用いる対処方法を理解しその方法を受け止めてかかわること、個別に用いている具体的対処方法を患者教育及び実践的ケアに用いることなどが前年度の研究から明らかになった。
これを受けて、個別に用いる対処方法の一つとして、リラクセーション効果が得られるキャリアオイルを用いたハンドマッサージを慢性疼痛患者とその家族に試みた。慢性疼痛患者6名の痛みと気分の変化、家族3名の気分の変化をそれぞれVASスケールにて実施前後で比較した。キャリアオイルを用いたハンドマッサージ前の患者本人の痛みの平均VAS78.8mm,気分65mmであり、実施後痛みはVAS-7.8mm,気分VAS-17.1mmとそれぞれ改善が見られた。家族の気分も、実施前のVAS75mm、実施後はVAS-13mmと改善が見られた。慢性疼痛患者の痛みは完全にとりのぞかれることは無いが、概ねリラックス効果は得られていた。手指のむくみ感の軽減や眠気を誘うなどの言動から、疼痛の部位にかかわらずオイルを用いたハンドマッサージによる疼痛や気分の改善は期待できる。慢性疼痛患者とその家族に対する、看護介入プログラムを検討するための一つの示唆を得た。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 慢性疼痛患者の痛みへの対処方法-集団療法参加経験のある患者を対象として-2005

    • 著者名/発表者名
      佐藤幹代, 高橋正雄, 本間真理, 芦沢健, 池田望
    • 雑誌名

      慢性疼痛 24

      ページ: 173-182

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 慢性疼痛患者とその家族が森田療法的アプローチを用いた集団療法「くろぱんの会」に参加する意義について2005

    • 著者名/発表者名
      佐藤 幹代 他
    • 雑誌名

      第34回 日本慢性疼痛学会 抄録集

      ページ: 67-67

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 慢性疼痛患者の痛みへの対処行動〜集団療法参加経験のある患者を対象として〜2005

    • 著者名/発表者名
      佐藤 幹代 他
    • 雑誌名

      第34回 日本慢性疼痛学会 抄録集

      ページ: 68-68

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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