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喘息学童のコンプライアンス

研究課題

研究課題/領域番号 16791417
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 臨床看護学
研究機関中部大学 (2005)
愛知医科大学 (2004)

研究代表者

山田 知子  中部大学, 生命健康科学研究所, 講師 (80351154)

研究期間 (年度) 2004 – 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード気管支喘息 / 思春期 / コンプライアンス / 協働 / 尺度開発
研究概要

【目的】
思春期にある喘息児の,医療従事者との協働に関する認識を明らかにすること。(平成16年度に実施した思春期喘息児のコンプライアンス測定尺度の信頼性・妥当性の分析において,コンプライアンスの下位概念である医療従事者との協働に関して内容妥当性の検討が必要となった。)
【方法】
平成17年8月〜11月の期間において,愛知県内の大学病院(1施設)の小児科外来に定期的に通院している喘息児(13〜18歳)11名を対象とし,判構成的面接において,医療従事者との協働における自分の役割,医師の役割,看護師の役割,および医療従事者との協働において大切と考えていること等を語ってもらった.面接で得られたデータは逐語録に起こし,内容分析を行った。
【結果】
1)思春期児は自分自身の役割として,『医師への報告』,『指示された治療を守ること』,『生活の調整』があると認識していた。
2)医師の役割を,『自分にあった治療方法を見つける』,『治すための方法をアドバイスする』ことと認識していた。
3)看護師の役割には,『現実の役割』と『理想の役割』があると認識していた。
4)医療従事者との協働においては,『支援を実感できる』,『治したいという意思』,『治療に納得がいく』,『自立したいという思い』,『信頼』,『成果が実感できる』,『責任感』,『対話』が必要であると認識していた。
【考察】
1)思春期児は医師に対し,自分にあった治療方法を見つけ,具体的な方法をアドバイスしてもらいたいと望んでおり,その為には自分自身の症状や原因などを医師に報告することが必要であると認識していた。このように思春期児は医療従事者との相互作用のプロセスにおいて,自分自身の担う役割を遂行していた。
2)思春期児は,治療計画管理において主体的に参加することを望んでおり,思春期児の視点に立った目標設定と,それぞれの役割遂行をエンパワメントしていくことの重要性が示唆された。

報告書

(2件)
  • 2005 実績報告書
  • 2004 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006 2005 2004

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] アトピー性皮膚炎の子どもをもつ母親の育児ストレス2006

    • 著者名/発表者名
      都築知香枝, 石黒彩子, 浅野みどり, 三浦済世美, 山田知子, 奈良間美保
    • 雑誌名

      日本小児看護学会誌 15・1

      ページ: 25-31

    • NAID

      110007461734

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 気管支喘息をもつ思春期学童のコンプライアンス〜アンケート調査によるコンプライアンス低得点群の特徴〜2005

    • 著者名/発表者名
      山田知子, 石黒彩子, 三浦清世美, 浅野みどり, 杉浦太一
    • 雑誌名

      日本看護医療学会雑誌 7・1

      ページ: 26-33

    • NAID

      40006886945

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 気管支喘息をもつ思春期学童のコンプライアンス-アンケート調査によるコンプライアンス低得点群の特徴-2005

    • 著者名/発表者名
      山田 知子
    • 雑誌名

      第9回日本看護研究学会東海地方会学術集会 講演集

      ページ: 32-32

    • NAID

      40006886945

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書
  • [雑誌論文] 日本語版Asthma Compliance Instrumentの信頼性・妥当性の検討2004

    • 著者名/発表者名
      山田 知子
    • 雑誌名

      日本小児難治喘息・アレルギー疾患学会誌 2巻・2号

      ページ: 167-167

    • 関連する報告書
      2004 実績報告書

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公開日: 2004-04-01   更新日: 2016-04-21  

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