研究課題/領域番号 |
16791423
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
地域・老年看護学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
北宮 千秋 弘前大学, 医学部, 講師 (10344582)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2006年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 保健師 / 養護教諭 / 組織間連携 / 地域保健 / 学校保健 / 連携 / 学校教育 / 評価 / 2進木 |
研究概要 |
保健師が学校と連携した保健事業や個別支援を実施していく際の前提要因となる、保健師の認識や所属する組織の取り組みに関するアセスメント表の作成を行うことを最終年度の目的とした。 保健師674人(無作為抽出した東北6県の78市町村・15保健所に所属する保健師に所属課長宛に依頼し配布した。)を対象とし、郵送による質問紙調査を実施した。 調査内容は、連携に関する文献より抽出した63項目とした。また、職場で学校との連携体制が整っているかどうかの「連携体制」(4段階評定で、1点をあてはまらないとし4点をあてはまるとした)や学校との連携実績について調査した。 分析は63項目の内、天井効果とフロアー効果が見られた7項目を除外し、残り56項目に対して因子分析(主因子法、プロマックス回転)を実施した。各因子に高い負荷量を示した項目の合計により各因子得点を算出した。各因子の信頼性は、クロンバックのα係数をもとめ、妥当性は職場の連携体制への認識および連携実績により検討した。 その結果、質問紙の回収数は368人(54.6%)であった。調査項目の回答に欠損のない284人(42.1%)を分析対象とした。導かれた因子は、第1因子保健師の役割認識(標準化α=0.885)、第2因子:児童の健康問題への関心(α=0.783)、第3因子:養護教諭理解(α=0.849)、第4因子:養護教諭との情報交換(α=0.817)、第5因子:教育現場との活動の尊重(α=0.676)、第6因子:他職種との交流の機会(α=0.786)であった。これら6因子は、相互に相関関係にあり、連携体制が整っているかという認識が高まるほど因子得点が高かった。さらに養護教諭との連携頻度が多いほど因子得点が高かった。
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