研究課題/領域番号 |
16791445
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
地域・老年看護学
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研究機関 | 滋賀県立大学 |
研究代表者 |
滝澤 寛子 滋賀県立大学, 人間看護学部, 講師 (80293819)
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研究期間 (年度) |
2004 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2006年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2005年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2004年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | 糖尿病 / セルフケア能力 / エンパワーメント / 自己評価表 / 健康教育 / 地域保健活動 |
研究概要 |
本研究では、糖尿病予防を入り口として、ヘルスプロモーションに向けたセルフケア能力を健康教育受講者が獲得していく過程に着目し、 1.受講者のセルフケア能力獲得過程を把握し、その結果を受講者の学習援助に役立てる評価指標を作成すること 2.作成した評価指標を学習援助に用いて、組織レベルのエンパワーメントの育成を試み、そのプロセスと学習援助方法を探求すること を目的とした。 目的1.については、評価指標として『糖尿病セルフケア能力自己評価表』を作成・改善した。 <食事・運動の改善点と解決策><実行と効果の確認・修正><周囲への働きかけ><関心><病態理解><休養の状況>の6下位尺度33項目に洗練した自己評価表の内的整合性は保たれ、構成概念妥当性は因子分析と既知グループ法により支持された。 目的2.については、糖尿病の自主活動グループの育成に関心をもっているフィールドを設定し、糖尿病予防教室受講者による自主活動グループの育成を試みた。エンパワーメントの視点は、生活のコントロールの側面である「糖尿病セルフケア能力を獲得する過程」と、組織レベルのエンパワーメントとして「メンバーのグループ活動への参加状況」をとりあげた。セルフケア能力獲得過程の【関心を向ける】【自分の生活と健康の状態を理解し、改善点と解決策を考える】段階の高まりは、メンバーがグループ活動の場に出席することを促し、グループによる学習活動やメンバーとの交流は、メンバーのセルフケア能力の獲得を促すと共に、グループによるグループ活動意思決定過程への参加を促すという『セルフケア能力の獲得とグループ活動への参加プロセス』が見出せた。プロセスを促す学習援助では、疑問を明らかにしていく学習を通しセルフケア能力の獲得を促すこと、「安心して話せる場」「みんな同じ」と認識できる場づくり、活動のイメージづくりと自分たちで学習する力を高めることが大切である。
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