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次世代リチウムイオン電池の創成にむけたLi2Sナノ構造電極の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16F16061
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分外国
研究分野 ナノ材料化学
研究機関大阪大学

研究代表者

西山 憲和  大阪大学, 基礎工学研究科, 教授 (10283730)

研究分担者 HU WEN  大阪大学, 基礎工学研究科, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2016-04-22 – 2018-03-31
研究課題ステータス 完了 (2017年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2017年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2016年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードLi-S battery / polysulfides / Electrocatalyst / ORR / N-doped carbon / macro-mesopore
研究実績の概要

Li-S電池は、理論電気容量が高く、低コストであるため、将来の電気自動車、大型固定エネルギー貯蔵装置、およびスマートグリッドのための電池として有望視されている。しかしながら、Li-S電池の実用化に向けて2つの課題がある。一つは硫黄の e-/Li+絶縁性、もう一つは、最終放電生成物であるLi2S2 / Li2Sおよび中間生成物であるポリスルフィド(Li2Sx)の溶解性である。その結果として、硫黄利用効率が低くなり、容量が急速に減少する。したがって、正極あるいは正極とセパレータ間の中間層として、高いe-/Li+導電性を有したポリスルフィドバリア材の開発が必要である。
本研究では、Li-S電池の正極から放出されたポリスルフィドを取りこみ再利用するため、新規な正極/セパレータとしてマクロ孔/メソ孔Co-N-Cコンポジットを提案した。電気化学測定により、多層カーボンナノチューブと硫黄を複合化させたMWCNT/S-70 wt%を修飾したセパレータを用いると、非常に高い初期放電容量(0.2 C 条件で1406 mAh g-1、1 C条件で1203 mAh g-1)を示し、また、クーロン効率は100%であった。100サイクル後も828.4 mAh g-1 (1 C)と高い可逆容量を示した。Co-N-C界面にはLiと親和性が高いNサイトおよび硫黄と親和性の高いCo-N結合種が多く存在する。これらのサイトはN-Li-SおよびS-Co種を形成し、熔解したポリスルフィドの高い吸着容量と吸着速度を可能とする。Co-N結合のCoイオンのサイトは、取り込んだポリスルフィドの可逆的レドックス反応を促進させる。これらの結果より、マクロ孔/メソ孔Co-N-C修飾セパレータが将来有望なLi-S電池として期待できる。

現在までの達成度 (段落)

29年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

29年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(2件)
  • 2017 実績報告書
  • 2016 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Solvothermal co-gelation synthesis of N-doped three-dimensional open macro/mesoporous carbon as efficient electrocatalyst for oxygen reduction reaction2017

    • 著者名/発表者名
      Hu Wen、Yoshida Nao、Hirota Yuichiro、Tanaka Shunsuke、Nishiyama Norikazu
    • 雑誌名

      Electrochemistry Communications

      巻: 75 ページ: 9-12

    • DOI

      10.1016/j.elecom.2016.12.006

    • 関連する報告書
      2017 実績報告書 2016 実績報告書
    • 査読あり / 国際共著

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公開日: 2016-05-17   更新日: 2024-03-26  

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