研究課題/領域番号 |
16F16116
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
斎藤 健 北海道大学, 保健科学研究院, 教授 (40153811)
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研究分担者 |
SIKDER MD. Tajuddin 北海道大学, 保健科学研究院, 外国人特別研究員
SIKDER Md. Tajuddin 北海道大学, 保健科学研究院, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2016-10-07 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2018年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2017年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2016年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | ポリフェノール / 抗酸化物質 / 脂質代謝異常 / 糖代謝異常 / 妊娠期栄養 / 発展途上国 / 妊娠期低栄養 / 妊娠期栄養過多 / ポリフェノール類似機能物質 / ポリフェノール類似代謝物質 |
研究実績の概要 |
本研究では、これまでの研究から糖代謝・脂質代謝異常に対して効果のある緑茶抽出物を用いた。母ラットの妊娠および授乳期における高脂肪食摂取および授乳期における緑茶抽出物の摂取が、雄性仔ラットにおける脂質代謝に及ぼす影響とその機序を明らかにすることを目的とした。母ラットの妊娠・授乳期間中に高脂肪食を与え、離乳後の雄性仔ラットを51週齢まで高脂肪食で飼育した群をFFF群、FFF群と同様な食事に加え授乳期に緑茶抽出物を与えた群をFGF群、すべて通常食を与えた群をCCC群とした。CCC群と比較して、FFF群において精巣上体脂肪量、腎周囲脂肪量、肝臓中TG量及びTGの合成酵素であるDGAT1量が有意に高く、脂肪酸合成の律速酵素FAS量が有意に低下していた。一方、血中TG量は有意に低下していた。肝臓のTGを血中へ運搬を担うMTTP量は低下傾向を示した。次にFFF群と比較して、FGF群においてDGAT1量は有意に低下した。また、肝臓中TG量は低下傾向を示した。さらに、血中TG量と腎周囲脂肪量、肝臓中MTTP量は有意に高かった。
次に、Caco-2細胞におけるヒ素誘導毒性に対して、Alpha Lipoic Acid(ALA)の有意な細胞保護効果について検討した。 ALAによる細胞の抗酸化防御の強化は、Caco-2細胞における金属誘発性の細胞負荷を取り除くための重要な方法であり得る。 しかし、Nrf2-AREシグナル伝達経路を介した還元型GSHの再生は抗酸化防御法に関与している可能性がある。 続いて、ALA誘導による細胞死の減少は、ミトコンドリア経路によるアポトーシスの減少に起因し得る。 ALAはCaco-2細胞における金属誘発性細胞損傷に対して保護的役割を果たすと結論付けることができる。 したがって、ALAは糖尿病、肥満、高血圧などの他のストレスを抑える可能性がある。
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現在までの達成度 (段落) |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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