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キラルアニオン戦略に基づくアジリジンC-H結合の不斉アリル化と天然物合成への応用

研究課題

研究課題/領域番号 16F16409
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分外国
研究分野 化学系薬学
研究機関北海道大学

研究代表者

松永 茂樹  北海道大学, 薬学研究院, 教授 (50334339)

研究分担者 LIN LUQING  北海道大学, 薬学研究科(研究院), 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2016-11-07 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2018年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2017年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2016年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
キーワード不斉触媒 / 不斉合成 / 医薬合成 / 分子活性化 / ロジウム / コバルト / 炭素-水素結合活性化 / 不活性分子活性化 / カルボン酸 / 炭素-水素結合活性化
研究実績の概要

高原子価のロジウム触媒に対して最適なカルボン酸として、ビナフチル骨格を基盤としジアリールホスフィンオキシド部を導入した最適なものを決定した。最適化されたキラルカルボン酸を利用することで、脂肪族アミンを配向基として利用し、二つの芳香環のエナンチオトッピックな炭素-水素結合のうち片方を選択的に活性化することに成功した。ジアゾマロネートとのC-Hアルキル化反応は効率よく、かつ、高い立体選択性でアルキル化体が得られた。生成物は、反応条件下、ラクタム環を形成しており、脱炭酸反応と組み合わせる事で、高エナンチオ選択的なイソキノロン合成法として有用である。開発した反応の有用性を実証するために、不斉四級炭素中心を有するNMDAアンタゴニストFR115427の触媒的不斉合成をおこなった。

また、本研究の最終目的である高原子価のコバルト触媒に対して有効なキラルカルボン酸についての探索も行った。当初の想定とか異なり、ロジウム触媒で最適化したキラルカルボン酸は有効ではなかったが、面不斉を有するフェロセニルカルボン酸を新たに設計し検討した結果、カルボン酸オルト位に適度なサイズの芳香環を導入する事で良好な選択性が発現する事を見いだした。キラルカルボン酸と高原子価コバルト触媒を組み合わせたハイブリッド型の触媒を利用することで、チオアミドのβ位の炭素-水素結合の不斉識別が可能となった。二つのメチル基のうち片方を選択的にC-Hアミノ化することで不斉四級炭素を有するβ-アミノカルボニル化合物の効率的な不斉合成法を確立する事に成功した。

現在までの達成度 (段落)

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書
  • 2017 実績報告書
  • 2016 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Chiral Carboxylic Acid Enabled Achiral Rhodium(III)-Catalyzed Enantioselective C-H Functionalization2018

    • 著者名/発表者名
      Lin Luqing、Fukagawa Seiya、Sekine Daichi、Tomita Eiki、Yoshino Tatsuhiko、Matsunaga Shigeki
    • 雑誌名

      Angewandte Chemie International Edition

      巻: 57 号: 37 ページ: 12048-12052

    • DOI

      10.1002/anie.201807610

    • NAID

      120006718704

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり

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公開日: 2016-11-08   更新日: 2024-03-26  

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