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感覚情報フィルター機能の遺伝基盤の解明:精神疾患病理との関連

研究課題

研究課題/領域番号 16F16419
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分外国
研究分野 精神神経科学
研究機関国立研究開発法人理化学研究所

研究代表者

吉川 武男  国立研究開発法人理化学研究所, 脳神経科学研究センター, チームリーダー (30249958)

研究分担者 SHABEESH BALAN  国立研究開発法人理化学研究所, 脳神経科学研究センター, 外国人特別研究員
SHABEESH BALAN  国立研究開発法人理化学研究所, 脳科学総合研究センター, 外国人特別研究員
SHABEESH BALAN  国立研究開発法人理化学研究所, 脳科学総合研究センター, 外国人特別研究員
研究期間 (年度) 2016-10-07 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2018年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2017年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2016年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード統合失調症 / iPS細胞 / マウス近交系 / Chd23遺伝子 / eQTL / プレパルス抑制 / 関連解析 / ゲノム編集 / 内耳 / 橋 / 不確帯
研究実績の概要

マウスでのCdh遺伝子のアレル効果を調べるために、B6系統(Cdh遺伝子753A/A)とB6系統マウスに753G(C3マウス型)をノックインしたマウスを用いて、脳内の複数の部位(橋およびZona Incerta)で、アレル別トランスクリプトをdigital PCR法を用いて絶対定量を行った。その結果、橋およびZona Incertaの両部位で753A/A型は753G/G型に比較して絶対発現量が有意に高かった。これは、753A/GがeQTL (expression Quantitative Trait Locus)として働いていることを示すものである。
ヒトにおいては、マウスで753A/Gに相当するヘテロの統合失調症患者から採血できたので、末梢Tリンパ球からiPS細胞を作製し、いろいろな分化段階でアレル別トランスクリプトをdigital PCR法を用いて絶対定量した。マウスとは逆に、ヒトiPS細胞では753Gに相当するアレルの発現量が753A相当アレルに比較して有意に上昇していた。Neurosphereおよびneuronに分化させたサンプルではアレルの効果はみられなかった。いずれにしても、ある発達段階、ある組織ではヒトでも753A/GがeQTLとして働いている可能性が示唆された。
また最近、Cdh23が脳発達期においてGABAニューロンの聴覚野への移動に関与していることが報告されたので、B6 vs. C3マウス、B6 753A/A vs. B6 753G/Gマウス等を用いて、Zona Incertaや聴覚野におけるGABAニューロンの密度の測定を試みた。聴覚野ではGABAニューロンの密度はスパースで、アレル間に密度の差は検出できなかった。Zona Incertaではシグナルが強すぎて定量解析が困難であった。

現在までの達成度 (段落)

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書
  • 2017 実績報告書
  • 2016 実績報告書

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公開日: 2016-10-11   更新日: 2024-03-26  

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