研究課題/領域番号 |
16F16717
|
研究種目 |
特別研究員奨励費
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
研究分野 |
グリーン・環境化学
|
研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
上田 忠治 高知大学, 教育研究部総合科学系複合領域科学部門, 教授 (50294822)
|
研究分担者 |
BERNARDINI GIANLUCA 高知大学, 教育研究部総合科学系複合領域科学部門, 外国人特別研究員
|
研究期間 (年度) |
2016-07-27 – 2018-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
|
配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2017年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2016年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
|
キーワード | 微細藻類 / 電気化学 / 抽出 / ポリオキソメタレート錯体 / 定量 / イオン性液体 |
研究実績の概要 |
微細藻類からバイオ燃料の効率的抽出法するためには,多量の水を分離して効果的に微細藻類を濃縮する必要がある。そこで,微細藻類が荷電している点に着目し,電気化学的に集積する方法を試した。使用した電極板は,鉄,銅,アルミニウム金属のプレートで,2極式方式でポテンショスタットによって電位を印加した。その結果,通常電気化学では,溶液中に多量の塩を支持電解質として入れるが,その支持電解質を添加せずに,純水に微細藻類を入れた状態で,2Vから3Vの電位をかけると,数時間で電極表面上に集積することが分かった。今のところ,銅とアルミニウムの電極の組み合わせが,微細藻類を集積する効率が最も良いことが分かっている。一方,電極として鉄板を用いたり,高い電位をかけると,電極上に気泡が発生して,微細藻類が集積できなくなった。また,支持電解質を添加すると,電極から金属が溶出して,コンタミネーションがおこった。 一方,ポリオキソメタレート錯体が溶けた溶液に,微細藻類を添加して,サイクリックボルタモグラムを測定した。その結果,微細藻類の添加量に応じて,ピーク電流値が減少するとともに,ピーク電位がシフトする減少が見られた。これは,ポリオキソメタレート錯体と微細藻類との相互作用によって,ポリオキソメタレート錯体の周りに,微細藻類が集積することによって,ポリオキソメタレート錯体が電極上に近づけなくなったため,ピーク電流値が減少したと示唆された。この現象をうまく利用すれば,新しい微細藻類の電気化学的定量法に応用展開できる可能性を示した。
|
現在までの達成度 (段落) |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
|