研究課題/領域番号 |
16F16733
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
研究分野 |
芸術一般
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研究機関 | 国際日本文化研究センター |
研究代表者 |
荒木 浩 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (60193075)
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研究分担者 |
PETKOVA GALIA 国際日本文化研究センター, 研究部, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2016-11-07 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2018年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2017年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2016年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | 日本の伝統芸能 / 日本文化 / ジェンダー論 / 女性の表象 / 女もの / 文化的遺産 / 祭りと地域アイデンティティ / 芸能と日本のアイデンティティ / 日本伝統芸能 / 伝統芸能と日本国家アイデンティティ / 日本芸能と日系人アイデンティティ / 本国家アイデンティティ |
研究実績の概要 |
3年目の7ヶ月間で 、計画していた研究は集大成できたと思われる。先ず、歴史的観点では、大谷松竹図書館や国立劇場伝統芸能情報館図書閲覧室、早稲田大学演劇博物館貴重書閲覧室で、女で始まる演目や芸能に関わる資料の調査を継続し、日本伝統文化における男性中心の芸能や歌舞伎演目の「女性」のバージョンに関する入手可能な情報収集を完成した。国内外の学会や一般人向けの講演会で、研究結果を発表した。 また研究計画の現在的観点を中心とする研究については、日本及び地域のアイデンティティを定義する上で重要な要因としての伝統芸能の検討を展開してきた。研究遂行のため以下の国内外の祭りと芸能を見学、情報収集した。広島県で行われた吉和神楽大競演会と横谷神楽を観察、広島県における神楽の特徴に関する取材をした。岩国市で開催された第41回錦帯橋祭りで江戸時代の参勤交代を模した、奴道中や大名行列、女性行列、南条踊等の踊り、岩国太鼓などの演奏を見学、現代に由来する祭りにおける伝統芸能の役割や理想的な女性性、男性性の構造を検討した。福井県弥美神社の例大祭で演じられた王の舞を見学、県の複数カ所で奉納される王の舞に関する貴重な映像や情報を得、日本の芸能の系統やコミュニティーとの関わりについての研究を行った。浅草神社で行われた三社祭で舞踊や巫女舞、お神輿の行列などを観察、映像資料収集、東京のような都会で開催される日本の祭りの特徴も検討した。第41回よこぜまつりで演じられる伝統芸能を見学、地元のコミュニティーとの関わりなどを考察した。奄美大島大和村大和浜集落や大棚集落、瀬戸内町油井集落等で行われた豊年祭で、長刀踊り、棒踊り、八月踊り、油井の豊年踊り、相撲取りなどの伝統芸能を見学、奄美独特な民族文化における芸能の役割と特徴を検討した。そして、オーストラリアにおける日本の芸能やマツリ等の調査も行い、北・南アメリカとの比較研究をした。
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現在までの達成度 (段落) |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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