現在、日本のアニメは外国で注目され人気が高まっている。しかし、日本で昔から人気のあるアニメのドラえもんは、これまで欧米ではなかなか受け容れられなかった。ところが一昨年の夏に、内容形を変えてDoraemonとして欧米で放送され、注目され始めている。Doraemonのよさを追究し、世界の人にDoraemonの道具やポケットに込められた夢を伝えることができたと考えるようになった子どもが、日本人の発想や知恵を誇りに思い、大切にしていこうという気持ちをもつことを期待して本単元を設定し授業を行った。 欧米で放送されたDoraemonと日本のドラえもんの違いに目を向けた子どもは、調べたことをまとめた。子どもは、インターネットで調べていくと、思っていた以上に内容が変えられていることに気づいた。子どもは、テレビ局や出版社に電話取材をしたいと考え申し込んだ。その後、Doraemonのどんなところが外国で受け容れられているのか外国の人に聞いてみたいと思った。子どもは、留学生にDoraemonについて聞き取りをした。そして子どもは、留学生の考えを取り入れながら自分の考えをまとめ直した。 単元め終わりに、“Do you recommend Doraemon to the world?”をテーマに意見交流を行った。子どもは、国や文化が違っても、発想や知恵を生かしアニメで外国の人に夢を伝えたことを誇りに思った。そして、自分たちも日本人の発想力や知恵を大切にしていこうと考え始めた。 本単元をとおして、タブレット端末やパソコンを使用して追究を行った。また、自分の考えをまとめ、仲間や外国の人に伝える時に、わかりやすく説明することができるように、パワーポイントソフトを使い、発言した。アクティブラーニングを意識して、視聴覚教材を有効活用することで、子どもがいきいきと追究をして主体的に問題を解決しようとすることができた。
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