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思考過程の評価方法の開発と子どもの思考とカリキュラム及び授業との関連

研究課題

研究課題/領域番号 16H00058
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 教育学・教育社会学
研究機関阿南市立阿南中学校

研究代表者

鎌田 明美  阿南市立阿南中学校, 教員

研究期間 (年度) 2016
研究課題ステータス 完了 (2016年度)
配分額 *注記
540千円 (直接経費: 540千円)
2016年度: 540千円 (直接経費: 540千円)
キーワード思考過程の可視化 / 手書き入力アプリの活用 / システム開発
研究実績の概要

○研究目的 : 何を解明しようとしたのか。
我が国の児童生徒は、OECDのPISA調査などから思考力・判断力・表現力等を問う読解力や記述式問題、知識・技能を活用する問題に課題があるとされる。国立教育政策研究所は21世紀型学力の中核に思考力を示し、次期学習指導要領を見据え、汎用的能力の基礎的な力である思考力育成は教育課題の一つとされる。学校現場における思考力育成を見据え、思考過程の評価方法の研究と目標、内容、学習・指導方法を重視した教育課程編成や授業実践のカリキュラムを検討する。
○研究方法 : どのような方法で研究を進めたのか
1. 思考過程調査
(1) 中等教育基礎期中学生対象で、iPad内で教科学力(上・中・下位)を組合せ、誰かわからない相手とペアリングし、意見、情報のやり取りを実施する。(2) 手書き入力した文字の筆跡から誰が書いた文字か判明しないように、手書き入力アプリの機能によって、即時活字変換となる。(3) 相手と自分のどちらが書いた考えか混同しないように、手書き入力アプリの機能によって、青文字と赤文字に自動書き分けとなる。
2. 思考過程調査後の質問紙調査
(1) 質問紙5件法回答と思考過程調査に関する自由記述を実施する。
3. 思考力育成に関するカリキュラム分析
(1) 研究開発学校における授業実践のカリキュラム分析を実施する。
○研究成果 : 成果としてどのようなことが明らかになったか
思考過程可視化システム開発で、学習者が互いに問題解決に至る段階的な思考過程を辿れる、共感しながら理解を促進し問題解決に向かえる、深い学びへと進めるために思考過程を振り返れる、教師が思考過程を拠り所とした適切な指導助言を施せる、利点を見出した。
思考力育成カリキュラムは、児童生徒の学ぶ意志や粘り強さを鍛える特長がある。先行き不透明で複雑な社会構造の課題解決に取組め、創造力に溢れ, 学び続ける児童生徒の育成には欠かせない。更に検討する。

報告書

(1件)
  • 2016 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2017 2016

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 建設的相互作用による思考過程可視化システムの開発2017

    • 著者名/発表者名
      鎌田明美・村川雅弘・泰山裕・白水 始
    • 雑誌名

      日本教育工学会論文誌

      巻: 40 号: Suppl. ページ: 177-180

    • DOI

      10.15077/jjet.S40092

    • NAID

      130005437610

    • ISSN
      1349-8290, 2189-6453
    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 鳴門教育大学附属中学校「未来総合科」の現代的意味を考える -育成された資質・能力とカリキュラム・マネジメントの視点から-2016

    • 著者名/発表者名
      鎌田明美
    • 学会等名
      日本カリキュラム学会(全国大会)
    • 発表場所
      香川大学教育学部(香川県高松市番町)
    • 年月日
      2016-07-03
    • 関連する報告書
      2016 実績報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2021-04-25  

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