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プログラマブルデバイスを用いた制御・演算アルゴリズム評価実験システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 16H00379
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 工学Ⅱ(情報系)B
研究機関東北大学

研究代表者

阿部 茂樹  東北大学, 工学部・工学研究科, 技術専門員

研究期間 (年度) 2016
研究課題ステータス 完了 (2016年度)
配分額 *注記
550千円 (直接経費: 550千円)
2016年度: 550千円 (直接経費: 550千円)
キーワードプログラマブルデバイス / 演算アルゴリズム / ソーティングアルゴリズム
研究実績の概要

研究目的 : ディジタルシステムの制御回路設計や演算アルゴリズムを短時間で実習する環境を提供することを目的とし、プログラマブルデバイスの一つであるFPGA(Field Programmable Gate Array)を用いた実習システムを構築した。その例として種々のソーティングアルゴリズムをハードウェア記述言語を用いてプログラミングし、それを可視化するための表示回路を製作し、その動作確認を行った。
研究実施計画 :
1. 論理回路の基礎である種々の演算アルゴリズムに対しハードウェア記述言語を用いて回路記述を行い、2進数で与えられた入力の値を7Seg-LEDに10進数で表示させる2つの変換アルゴリズムについて演算速度、回路面積等の評価をする。
2. ソーティングアルゴリズムを例として、簡単なアルゴリズムであるバブルソート、選択ソート、挿入ソート、高速なアルゴリズムであるクイックソート、ヒープソート、マージソートなど種々のアルゴリズムをプログラマブルデバイスで実現し性能比較をするとともに処理ステップ毎に可視化できるようなハードウェア構成とする。また、特徴などを解説できる資料の作成を行う。
研究結果 :
1. 2進数で与えられた値を10進数に変換する方法として、一般的に考えられる減算法と高速な計算ができるシフト演算法の2つについてプログラミングし、FPGAで動作させることによって演算速度の違いを体感できるシステムを構築することができた。また、論理シミュレーションによって2つのアルゴリズムの動作速度やハードウェアの使用面積などを評価でき、短時間で効果的な実習を可能とすることができた。
2. 種々のソーティングアルゴリズムについてプログラミングし、論理シミュレーションによって演算終了までの演算速度の比較を行うことができるとともに、演算過程および3段階前までの演算履歴を可視化できるシステムを製作し、アルゴリズムだけでなく表示システムの制御と併せて学習できる実習環境を提供することができるシステムを構築できた。

報告書

(1件)
  • 2016 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] プログラマブルデバイスを用いた論理回路および演算アルゴリズム学習用実習プログラムの考案2017

    • 著者名/発表者名
      阿部茂樹
    • 学会等名
      電子情報通信学会
    • 発表場所
      新居浜高等専門学校(愛媛県新居浜市)
    • 年月日
      2017-03-10
    • 関連する報告書
      2016 実績報告書

URL: 

公開日: 2016-04-21   更新日: 2021-04-25  

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