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植生遷移を進展させる先駆植物の生理的特性と土壌動物の果たす役割に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16H00459
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 農学A
研究機関東京都立国分寺高校

研究代表者

市石 博  東京都立国分寺高校, 高等学校教諭

研究期間 (年度) 2016 – 2017
研究課題ステータス 完了 (2016年度)
配分額 *注記
570千円 (直接経費: 570千円)
2016年度: 570千円 (直接経費: 570千円)
キーワード先駆植物 / スコリア / 先駆動物
研究実績の概要

平成29年度は次の3項目を中心に調査・研究を行った。
(1) 先駆植物イタドリのスコリア原での消長および根系の調査
(2) スコリア原におけるイタドリパッチからの距離と土壌動物と関係
(3) スコリア原におけるアリの生態
研究成果
(1) ①4カ所に方形区を設置し、2年間にわたり、どのような植物が発芽して、夏の暑さや乾燥および冬の寒さや季節風に耐えられるかを追いかけている。結論は出ていないが、先駆種として旺盛な成長を見せるイタドリも必ずしも多くの個体が残るわけでないことがわかってきた。今後もその消長を追っていきたい。また、ニシキウツギやハチジョウイタドリも生えてくるが、生存率はイタドリよりさらに低い。こちらも併せて今後の動向を追っていきたい。
②水分が少ない環境で、イタドリは根系を発達させてきていることがわかった。地上部に比べて大きく発達した根系で明け方の結露などを利用していると思われる。
③学校内にスコリアでできた実験園を作った。ここにいろいろな種をまいて、発芽率や生存率を測定する予定である。
(2) パッチから1mごとにスコリアを採取して土壌動物を調査した。予想通りパッチから離れると土壌動物の個体数は減っていったが、特異的に数が多い場所もあった。引き続き調査を行う予定である。
(3) 冬と夏と秋、昼と夜、えさの種類などを変えて、調査を行った。2種類のアリがスコリア原に生息していることがわかった。今後はそれぞれのアリが、どのようにスコリア原を利用しているかを調査していく予定である。
(1)(2)(3)とも本校生徒とともに調査を行った。研究成果は(1)は日本生態学会(2)は日本土壌動物学会(3)は日本霊長類学会などの高校生ポスター発表で報告した。また全体については、研究代表者が、日本生物教育学会熊本大会で口頭発表した。

報告書

(1件)
  • 2016 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2018 2017 2016

すべて 学会発表 (5件)

  • [学会発表] 「探究活動」を生徒と共に楽しむ2018

    • 著者名/発表者名
      市石 博
    • 学会等名
      日本生物教育学会
    • 発表場所
      熊本大学
    • 年月日
      2018-01-06
    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
  • [学会発表] 伊豆大島の一次遷移における土壌生物の推移2017

    • 著者名/発表者名
      加藤美羽・金子知彩・新庄恵実・田中陽菜
    • 学会等名
      日本土壌動物学会
    • 発表場所
      横浜国大
    • 年月日
      2017-05-21
    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
  • [学会発表] イタドリが初期遷移において強い理由2017

    • 著者名/発表者名
      坪井由明、三浦純, 根本直彦
    • 学会等名
      日本生態学会
    • 発表場所
      早稲田大学
    • 年月日
      2017-03-18
    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
  • [学会発表] 伊豆大島の植生遷移と生息するアリ2016

    • 著者名/発表者名
      丸山以音、膳若菜、後長加奈絵, 安川優紀
    • 学会等名
      日本霊長類学会
    • 発表場所
      鹿児島大学
    • 年月日
      2016-07-16
    • 関連する報告書
      2016 実績報告書
  • [学会発表] 伊豆大島の植生遷移と土壌動物との相関性2016

    • 著者名/発表者名
      勝島 可奈子, 近藤 美波
    • 学会等名
      日本霊長類学会
    • 発表場所
      鹿児島大学
    • 年月日
      2016-07-16
    • 関連する報告書
      2016 実績報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2021-04-25  

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