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DREADDシステムを用いた神経細胞GPCRシグナリング操作法の確立と応用

研究課題

研究課題/領域番号 16H00607
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
研究分野 基礎医学B
研究機関東京大学

研究代表者

岡村 理子  東京大学, 大学院医学系研究科, 技術専門職員

研究期間 (年度) 2016
研究課題ステータス 完了 (2016年度)
配分額 *注記
570千円 (直接経費: 570千円)
2016年度: 570千円 (直接経費: 570千円)
キーワードDREADD / アデノ随伴ウイルス
研究実績の概要

最近、G蛋白質共役受容体を変化させて、特定の神経細胞におけるシグナリングを操作できるシステム(DREADD : Designer Receptors Exclusively Activated by Designer Drugs)が開発された。この方法は、受容体本来の内在性のリガンドは認識せず、人工的なリガンドのみを認識する変異体を作成し、使用する。その人工受容体を目的とする神経細胞に発現させると、人工リガンドを投与した時のみ、その下流のシグナリングを操作できるというものである。本研究では、このDREADDシステムをCre、FLPリコンビナーゼと組み合わせることにより時間・空間的に効率よく神経伝達物質のシグナリングを正へ負へと自在に制御できる系を確立することを目的とした。シグナリングを正に制御する人工受容体hM3D(ムスカリン受容体M3変異体)と負に制御する受容体hM4D(ムスカリン受容体M4変異体)もしくはKORD(κ-オピオイド受容体変異体)を用いた。初めに、CreあるいはFLPリコンビナーゼの下流で、これらと蛍光タンパク質を同時に発現させるベクターを構築した。さらにCreリコンビナーゼ、FLPリコンビナーゼで発現が誘導、そして抑制される系を一部に導入した。これらと該当するリコンビナーゼを株化細胞で発現すると、リコンビナーゼ特異的な発現の制御が行われていることを蛍光タンパク質で確認した。次に、これらをAAV(アデノ随伴ウイルス)ベクターに適用し、脳にインジェクションし、リコンビナーゼが特異的に発現するAAVや遺伝子改変マウスを用いて、同様の発現制御が確認された。また、このマウスに人工リガンドを投与し、神経細胞活性化の検討を進めた。

報告書

(1件)
  • 2016 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2016

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Facilitation of axon outgrowth via a Wnt5a-CaMKK-CaMKIα pathway2016

    • 著者名/発表者名
      Horigane S, Ageta-Ishihara N, Kamijyo S, Fujii H, Okamura M, Kinoshita M, Takemoto-Kimura S, Bito H.
    • 学会等名
      第39回日本神経科学大会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜(神奈川県・横浜市)
    • 年月日
      2016-07-20
    • 関連する報告書
      2016 実績報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2021-04-25  

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