研究課題/領域番号 |
16H01723
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報セキュリティ
|
研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
野上 保之 岡山大学, 自然科学研究科, 教授 (60314655)
|
研究分担者 |
日下 卓也 (甲本卓也) 岡山大学, 自然科学研究科, 講師 (00336918)
五百旗頭 健吾 岡山大学, 自然科学研究科, 助教 (10420499)
荒木 俊輔 九州工業大学, 大学院情報工学研究院, 准教授 (20332851)
籠谷 裕人 岡山大学, 自然科学研究科, 講師 (50271060)
前山 祥一 香川大学, 創造工学部, 教授 (50292537)
中西 透 広島大学, 工学研究科, 教授 (50304332)
亀川 哲志 岡山大学, ヘルスシステム統合科学研究科, 講師 (80432623)
上原 聡 北九州市立大学, 国際環境工学部, 教授 (90213389)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
39,390千円 (直接経費: 30,300千円、間接経費: 9,090千円)
2018年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2017年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2016年度: 27,040千円 (直接経費: 20,800千円、間接経費: 6,240千円)
|
キーワード | IoTセキュリティ / 自律駆動・遠隔操作 / リアルタイム処理 / 暗号セキュリティ / データ認証 / 鍵更新 / 遠隔・駆動システム / 機器認証 / アクセス制御 / 制御ネットワークセキュリティ / 遠隔操作・自律駆動 |
研究成果の概要 |
本研究では、自律走行・自動運転可能な電気自動車や遠隔操作・駆動系ロボットなど具体的な駆動システムを用い、その制御ネットワークに最先端および先駆的なセキュリティ技術(データ認証、機器認証、鍵更新機能)を施した場合に、どの程度リアルタイム性に影響を与えるか検証することで、問題なく実現できるセキュリティレベルを明確にした。具体的には、CANシステムに対し、AES・乱数・軽量暗号を用いたデータ認証機能を搭載し、リアルタイム処理が実現できることを示した。また、サイドチャネル攻撃の脅威も実証実験し、その対策としての鍵更新機能を、楕円ペアリング暗号を用いて現実的な処理時間で実現できることを示した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自律走行・自動運転可能な電気自動車や遠隔操作・駆動系ロボットなど具体的な駆動システムを用い、その制御ネットワークに最先端および先駆的なセキュリティ技術(データ認証、機器認証、鍵更新機能)を施した場合に、どの程度リアルタイム性に影響を与えるか検証することで、問題なく実現できるセキュリティレベルを明確にしようとする点に意義がある。計算リソース・セキュリティ強度・誤り訂正強度と駆動リアルタイム性の間のトレードオフが明確になり、また昨今とくに脅威となっているサイドチャネル攻撃など電磁物理攻撃への対策実装について、今後の駆動システム内の制御ネットワーク設計に有益な情報となる。
|