研究課題/領域番号 |
16H01735
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知覚情報処理
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研究機関 | 東京都立大学 (2017-2020) 国立情報学研究所 (2016) |
研究代表者 |
小野 順貴 東京都立大学, システムデザイン研究科, 教授 (80334259)
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研究分担者 |
牧野 昭二 筑波大学, システム情報系, 教授 (60396190)
猿渡 洋 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 教授 (30324974)
小山 翔一 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 講師 (80734459)
井本 桂右 立命館大学, 情報理工学部, 助教 (90802116)
越智 景子 東京工科大学, メディア学部, 助教 (20623713)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
43,420千円 (直接経費: 33,400千円、間接経費: 10,020千円)
2019年度: 11,310千円 (直接経費: 8,700千円、間接経費: 2,610千円)
2018年度: 10,920千円 (直接経費: 8,400千円、間接経費: 2,520千円)
2017年度: 9,880千円 (直接経費: 7,600千円、間接経費: 2,280千円)
2016年度: 11,310千円 (直接経費: 8,700千円、間接経費: 2,610千円)
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キーワード | 非同期 / 分散 / マイクロフォンアレー / 音源分離 / 音源定位 / マイクロホンアレイ / 音響シーン認識 / マイクロホンアレー / マイクアレー / マイク定位 |
研究成果の概要 |
スマートフォン、モバイル機器、ノートPC、ビデオカメラなど、我々の身の回りにある様々な非同期機器による多チャンネル録音を活用する、新しい音響信号処理の枠組みを構築した。具体的には、非同期録音の同期化、混合音の分離や音源の位置推定、複数話者音声認識、音響イベント検出のための空間特徴抽出法など、多彩な音響信号処理手法を開発した。また、補聴器、対話分析の医療応用、交通量モニタリング、生体認証など、様々な実世界応用も開拓し、チェコやドイツとの国際共同研究へも展開した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
音源位置を推定したり、混合音から目的音を分離、強調したりするためには、複数マイクロフォンによって得られた多チャンネル信号を処理する、アレイ信号処理と呼ばれる技術が必要である。しかしながら、従来のアレイ信号処理には厳密な同期録音が必要不可欠であり、世の中に多数存在するマイクロフォンのほとんどを活用することができなかった。これに対し本研究で開発した多彩な手法により、様々な機器による非同期録音をアレイ信号処理に利用可能にした学術的意義は大きい。また、前述のような実世界応用を開拓することにより、社会的にも貢献するものである。
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