研究課題/領域番号 |
16H01756
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
図書館情報学・人文社会情報学
|
研究機関 | 国立情報学研究所 |
研究代表者 |
神門 典子 国立情報学研究所, 情報社会相関研究系, 教授 (80270445)
|
研究分担者 |
吉岡 真治 北海道大学, 情報科学研究院, 教授 (40290879)
山本 岳洋 兵庫県立大学, 社会情報科学部, 准教授 (70717636)
酒井 哲也 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (80723519)
相澤 彰子 国立情報学研究所, コンテンツ科学研究系, 教授 (90222447)
大島 裕明 兵庫県立大学, 情報科学研究科, 准教授 (90452317)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
42,510千円 (直接経費: 32,700千円、間接経費: 9,810千円)
2019年度: 8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
2018年度: 10,530千円 (直接経費: 8,100千円、間接経費: 2,430千円)
2017年度: 12,220千円 (直接経費: 9,400千円、間接経費: 2,820千円)
2016年度: 11,310千円 (直接経費: 8,700千円、間接経費: 2,610千円)
|
キーワード | 探索的検索 / ユーザの状況 / ファセット検索 / ユーザビヘイビア / 対話 / 提示型検索 / 気づき / 博物館鑑賞体験 / Ostensive Search / パーソナライズド検索 / 評価実験用データセットの品質 / デジタル空間探索と実空間探索 / クエリマイニング / タスク / 検索結果の多様化 / クエリ推薦 / マルチファセット検索 / 多段階要約 / 検索実験の妥当性 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、状況に応じてユーザを支援するインタラクティブ探索的検索技術の提案である。ユーザ実験を通じて検索タスクの認知的複雑さ・背景知識などの影響因子を検討し、ログや視線によるユーザ状況の推定・クエリ推薦・検索結果多様化・マルチファセット検索・提示型探索などのユーザ支援機能を提案した。また、博物館を例とし、提示型探索に基づく展示品のインタラクティブ検索学習支援ガイドアプリのプロトタイプを実装し、ノートテイキング、操作ログと行動ログを用いて個人化した鑑賞体験記念品化や事前事後学習にもかかわる多様な支援機能を提案した。検索の基盤技術である評価手法についても新たな知見を得た。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
探索的検索とは、1 回のクエリでは解決しない大きな課題について、ユーザが、複数回クエリ・検索結果対比・ブラウジングなど検索結果を吟味しながら行う比較的複雑な検索であり、調査・情報収集・学習・楽しみなど多様な目的で行う。本研究では、前半は法律・学術文書の調査、WebやSNSなどの幅広い情報、音楽など楽しみための探索について、要素技術を提案し、実験によりユーザの検索行動・満足度・成否への影響因子を検討した。後半は博物館を例としたプロトタイプを実装し、1)システム操作ログと物理空間内行動ログと双方を用い、2)満足度だけではなく、「記憶に残る」という新たな評価の観点を取り入れた点で独自性が高い。
|