研究課題/領域番号 |
16H01762
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
エンタテインメント・ゲーム情報学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
廣瀬 通孝 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 教授 (40156716)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
44,070千円 (直接経費: 33,900千円、間接経費: 10,170千円)
2018年度: 13,000千円 (直接経費: 10,000千円、間接経費: 3,000千円)
2017年度: 13,780千円 (直接経費: 10,600千円、間接経費: 3,180千円)
2016年度: 17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
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キーワード | バーチャルリアリティ / 拡張現実感 / 複合現実感 / Redirected Walking / デジタルミュージアム / Redirecred Walking |
研究成果の概要 |
本研究では,実世界との対応が重要なARコンテンツと,実世界の制約を超えた体験が可能なVRコンテンツとの間のシームレスな往来が可能な体験型展示手法を実現した.そのための基盤技術として,実世界の身体の移動とバーチャル世界における仮想身体の移動の対応関係を変化させることで,VRコンテンツ鑑賞中には実世界の制約を超えた移動・鑑賞を可能にしつつ,ARコンテンツへの鑑賞に切り替える際に空間的整合性が実現されるよう,実身体と仮想身体のずれを解消可能な複合現実型リダイレクション技術を構築した.この技術を活用した展示を東京都現代美術館,グランフロント大阪,アルスエレクトロニカ等で公開し,その有効性を示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的には,ARとVRを融合させる新しいインタラクション手法を提案した点に最大の意義がある.VR・AR双方のメリットを両立させた展示手法は例がなく,デジタルミュージアム研究,VR・AR研究の双方の観点から重要な成果を挙げることができた.また,本研究は複数のミュージアムの全面的な協力のもとにおこなわれた.開発した成果は現在も継続的に利用されており,継続的な社会展開が期待できる.本研究は,基本的にはインタラクティブメディアの根幹にかかわる技術開発を含むため,ここで得られた成果はミュージアムに留まらず,インタラクティブな体験が重要な産業や教育分野等で利用可能であり,より広範な波及効果を期待できる.
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