研究課題/領域番号 |
16H01779
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線・化学物質影響科学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
石塚 真由美 北海道大学, 獣医学研究院, 教授 (50332474)
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研究分担者 |
池中 良徳 北海道大学, 獣医学研究院, 准教授 (40543509)
中山 翔太 北海道大学, 獣医学研究院, 助教 (90647629)
水川 葉月 北海道大学, 獣医学研究院, 博士研究員 (60612661)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
40,820千円 (直接経費: 31,400千円、間接経費: 9,420千円)
2019年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2018年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2017年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2016年度: 20,930千円 (直接経費: 16,100千円、間接経費: 4,830千円)
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キーワード | シトクロムP450 / グルクロン酸抱合 / 硫酸抱合 / 環境化学物質 / 種差 / 異物代謝 / 毒性学 / 遺物代謝 |
研究成果の概要 |
哺乳類および鳥類について、肝臓における異物代謝の主要経路となるシトクロムP450(P450)、グルクロン酸転移酵素(UGT)、硫酸転移酵素(ST)についてクローニングを行い、その酵素学的特徴を明らかにした。UGTやSTが欠損もしくは極めて活性が低い動物種とその原因を明らかにした。また、現在、世界的に外来性の小型哺乳類の駆除には主に抗血液凝固系の殺鼠剤が使用されている。そこで、広範の動物種についての殺鼠剤感受性評価を行い、P450、UGTによる代謝能について、その種差を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高次捕食者の動物種について、環境化学物質を中心に外来性化学物質の代謝能を明らかにし、低活性の動物種についてはその原因を同定した。これにより、対象動物種だけではなく、近縁種へのリスク評価の展開を可能とした。本研究では環境化学物質についてその感受性の高い動物種を明らかにしており、今後の生態系保全のデータ基盤となるほか、実際に、小笠原諸島などにおける殺鼠剤など科学的防除の際のアセスメントに必要なデータを提供した。
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