研究課題/領域番号 |
16H01818
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
浅田 匡 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (00184143)
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研究分担者 |
河村 美穂 埼玉大学, 教育学部, 教授 (00361395)
前川 幸子 甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 教授 (30325724)
細川 和仁 秋田大学, 教育文化学部, 准教授 (30335335)
姫野 完治 北海道教育大学, 大学院教育学研究科, 准教授 (30359559)
田村 由美 日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (90284364)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
36,530千円 (直接経費: 28,100千円、間接経費: 8,430千円)
2019年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
2018年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
2017年度: 10,400千円 (直接経費: 8,000千円、間接経費: 2,400千円)
2016年度: 9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円)
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キーワード | わざ / 机上シミュレーション / 教師教育 / 看護教育 / リフレクション / コーチング / work-based education / 教師 / 看護師 / 状況認知 / 実践知 / シミュレーション教育 / 状況に埋め込まれた知 / 行為の中の省察 / 実践知と行為 / 教育学 / 看護学 / 状況 / 判断過程 / 教師の職能発達 / 看護師の職能発達 / シミュレーション |
研究成果の概要 |
本研究は,教師及び看護師の持つ「わざ」を記述し,その伝承・教育の方法を開発することを目的とし,教師及び看護師の「わざ」へのアプローチとして机上シミュレーション法を開発した。いずれにおいても,どのように臨床判断が行われているかが明らかになっただけでなく,判断過程を含めた「わざ」の教育方法としての有用性が示された。それらに基づき,コーチング,リフレクション,シミュレーション教育,work-based educationといった教育・研究を行っている海外研究者を招聘,「『わざ』はいかに学べるか」をテーマとした国際カンフェランスを開催し,その結果,教育及び看護に関する「わざ」研究の拠点の構築ができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
教師と看護師の「わざ」への研究アプローチとして机上シミュレーション法を開発したことは,様々な状況に対応しなければならない専門家の教育方法等の開発に寄与する。また,「わざ」を鍵概念に看護教育と教師教育とが協働し,適応的熟達化が求められる専門家教育という研究領域を創出した点にも学術的意義がある。 また,学校教育,看護教育に限定はされるが,「わざ」習得の教育プログラムの開発に欧米,アジア,オセアニアの研究者との連携が確立されたことは,高度職業人育成という点からの高等教育改革にも意義あると思われる。以上のように,教育・研究拠点の構築あるいは研究グループの構成ができた点は社会的な意義があると思われる。
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