研究課題/領域番号 |
16H01833
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
山田 雄二 筑波大学, ビジネスサイエンス系, 教授 (50344859)
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研究分担者 |
後藤 順哉 中央大学, 理工学部, 教授 (40334031)
倉橋 節也 筑波大学, ビジネスサイエンス系, 教授 (40431663)
山口 順之 東京理科大学, 工学部電気工学科, 准教授 (50371224)
高嶋 隆太 東京理科大学, 理工学部経営工学科, 准教授 (50401138)
牧本 直樹 筑波大学, ビジネスサイエンス系, 教授 (90242263)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
28,730千円 (直接経費: 22,100千円、間接経費: 6,630千円)
2019年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
2017年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
2016年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
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キーワード | ファイナンス / 電力市場 / シミュレーション / 最適ヘッジ / 模擬実験システム / 市場取引実験 / 市場シミュレーション / 統合リスク管理 / エネルギー / 実証 / 市場模擬実験 |
研究成果の概要 |
本研究は,電力市場取引に関連する理論,シミュレーション,実機実験によって構成される.理論においては,電力市場価格や需要の予測,太陽光発電事業主のための日射量デリバティブ,調達コストヘッジ戦略と需給関数推定に関する最適化手法を構築した.シミュレーションにおいては,予測を用いて取引する電気事業者が策定する戦略をエージェントシミュレーション環境で実現することで,先物市場の導入が数量のボラティリティを低減化することを示した.さらに,一般送配電事業者が需給インバランスを解消する際の電圧・周波数制御を模擬する実験環境を構築し,強化型学習手法の導入により,周波数制御の性能が向上する可能性があることを示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2016年4月の完全自由化以降,新規電力事業者が参入し,日本卸電力取引所 (JEPX) を介して卸電力の売電や調達を行っている.一方,電力は貯蓄することができないため,電気事業者は,取引量や価格を予測して入札戦略を立てる必要がある.本研究は,このような卸電力取引に必要な予測や最適化に関する数理モデル構築,人工電力市場シミュレーション,実機実験を行うものであり,自由化後の電力市場に顕在化する価格や取引量の変動に伴う損失リスクマネジメント手法を構築することに社会的意義がある.また,電力取引に関する理論的手法とシミュレーション,および実験による実用を見据えた融合型研究である点に学術的貢献がある.
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