研究課題/領域番号 |
16H01838
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
自然災害科学・防災学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
佐竹 健治 東京大学, 地震研究所, 教授 (20178685)
|
研究分担者 |
谷岡 勇市郎 北海道大学, 理学研究院, 教授 (40354526)
室谷 智子 独立行政法人国立科学博物館, 理工学研究部, 研究主幹 (40646593)
藤井 雄士郎 国立研究開発法人建築研究所, 国際地震工学センター, 主任研究員 (60442836)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
39,260千円 (直接経費: 30,200千円、間接経費: 9,060千円)
2019年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
2018年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2017年度: 9,490千円 (直接経費: 7,300千円、間接経費: 2,190千円)
2016年度: 12,220千円 (直接経費: 9,400千円、間接経費: 2,820千円)
|
キーワード | 巨大地震 / 津波 / スケーリング則 / 地震災害 / 海溝型巨大地震 / 地震 / 自然災害 |
研究成果の概要 |
20 世紀以降に世界で発生した超巨大地震について,我々が開発した遠地津波波形の走時遅れの位相補正を施して解析を行い,地震の規模やすべり分布を推定した.それらをまとめた結果,規模と断層サイズ,すべり量などのスケーリング則については,我々が以前に求めたものを大きく変更する必要がないことがわかった.津波堆積物やサンゴのマイクロアトールから地震の規模などを推定する方法について,最近の地震や海面変動について検討を行い,先史時代の地震にも適用できることを明らかにした.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
将来の大地震の発生,地震動・津波やそれによる被害想定においては,地震の最大規模,規模と断層サイズ,すべり量などの関係(スケーリング則)が必要である.我々が最近開発した,太平洋を越えて記録された津波波形から地震の規模を推定する方法を使って,20世紀に発生した世界の海溝型地震の規模やスケーリングを見直した.この結果は,地震の被害想定の精度を高めるのに役立つ.また,本研究で検討した古地震学的手法で過去の地震による痕跡を調べることによって,日本や世界での巨大地震の発生履歴が明らかになり,将来の地震の発生予測の精度向上が期待される.
|