研究課題/領域番号 |
16H01845
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
自然災害科学・防災学
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
坪木 和久 名古屋大学, 学内共同利用施設等, 教授 (90222140)
|
研究分担者 |
伊藤 耕介 琉球大学, 理学部, 助教 (10634123)
松見 豊 名古屋大学, 学内共同利用施設等, 教授 (30209605)
山田 広幸 琉球大学, 理学部, 准教授 (30421879)
中山 智喜 名古屋大学, 学内共同利用施設等, 講師 (40377784)
篠田 太郎 名古屋大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (50335022)
高橋 暢宏 名古屋大学, 学内共同利用施設等, 教授 (60425767)
大東 忠保 名古屋大学, 学内共同利用施設等, 助教 (80464155)
山口 宗彦 気象庁気象研究所, その他部局等, 研究員 (80595405)
森 浩一 名古屋大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (90375121)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2017-03-31
|
研究課題ステータス |
中途終了 (2016年度)
|
配分額 *注記 |
39,910千円 (直接経費: 30,700千円、間接経費: 9,210千円)
2016年度: 17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
|
キーワード | 氷晶粒子 / 雲粒子ゾンデ / 巻雲 / 台風 / エアロゾル / 飛沫 / ドローン / レーダ / 気象災害 |
研究実績の概要 |
本年度はこの研究計画の初年度であるので、観測の準備を行うとともに、雲・エアロゾルについての試験的観測を沖縄地方で実施した。以下に各項目についての実施内容をまとめる。 1.雲粒子ゾンデ、雲粒子数ゾンデ、Xバンド降雨レーダ、Kaバンド雲レーダ観測:今年度、沖縄地方では9月まで台風の通過や接近がなかったので、5~6月の梅雨期に沖縄地方で多降水期の上層巻雲の氷晶粒子を主に観測した。沖縄本島中部に設置したXバンド降雨レーダとKaバンド雲レーダで巻雲を観測し、その雲に雲粒子ゾンデと雲粒子数ゾンデを投入した。これにより巻雲の粒子画像を取得するとともに、雲粒子数ゾンデの改良のためのデータを取得した。 2.エアロゾルの地上観測およびドローンを用いた観測:沖縄本島の恩納村の東シナ海沿岸部において、地上のエアロゾル観測を約1ヶ月にわたって実施し、沿岸部におけるエアロゾルの特性を調べた。また、エアロゾルゾンデをドローンに搭載できるように改良し、沖縄県の多良間島の沿岸部で観測実験を実施した。エアロゾルをドローンでつり下げ、様々な高度で測定した。これによりエアロゾルゾンデの大気下層における観測での問題点を明らかにした。 3.波の飛沫のドローンを用いた観測:強風環境における波の飛沫は、台風に潜熱を供給する過程として注目されつつあるので、その量的データを取得するために、ドローンに雲粒子ゾンデを搭載して粒子特性の観測を目指している。今年度は雲粒子ゾンデをドローン搭載用に改良し、沖縄県の多良間島で、ドローンの飛揚実験と改良した雲粒子ゾンデをドローンにつり下げて観測する実験を実施した。風速7m/s程度の環境で、海面から1~2mの高さまで雲粒子ゾンデを下ろし、10分程度停留させて、波の飛沫を観測した。その結果、50cm程度の波高の場合、この高さでは10マイクロメートル程度の飛沫粒子が存在することが示された。
|
現在までの達成度 (段落) |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
|