研究課題/領域番号 |
16H01852
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
由井 伸彦 東京医科歯科大学, 生体材料工学研究所, 教授 (70182665)
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研究分担者 |
井関 祥子 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (80251544)
山口 聰 東京医科歯科大学, 生体材料工学研究所, 非常勤講師 (00280628)
田村 篤志 東京医科歯科大学, 生体材料工学研究所, 准教授 (80631150)
有坂 慶紀 東京医科歯科大学, 生体材料工学研究所, 助教 (70590115)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
43,940千円 (直接経費: 33,800千円、間接経費: 10,140千円)
2020年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
2019年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
2018年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
2017年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
2016年度: 13,260千円 (直接経費: 10,200千円、間接経費: 3,060千円)
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キーワード | ポリロタキサン / 分子運動性 / スキャホールド / 歯根膜細胞 / 分子可動性 |
研究成果の概要 |
本研究課題では分子運動性を有したポリロタキサン細胞接着足場を設計し、分子運動性制御による組織の構築・修復をin vitroおよびin vivoで検討した。ポリロタキサン表面の分子運動性や化学組成を調節することによって、異種細胞の共培養に適した環境の構築に成功した。さらに分子運動性によるマクロファージの免疫応答制御や上皮細胞の細胞間接着の増強を実証した。これらの知見をもとに分子運動性の異なるポリロタキサンスキャホールドを作製し、マウスの頭蓋骨欠損部への移植を行ったところ、生体内においても分子運動性の制御が組織再生速度に影響を与えることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超分子バイオマテリアルとメカノバイオロジーの融合によって初めて実現する細胞機能操作は、組織再生・修復にむけた細胞間コミュニケーションや細胞間接着の促進に寄与することを明らかにした。こうした成果は、口腔外科領域のみならず整形外科領域における腱の再建など広範囲な再生医療分野における複合組織再生の喫緊な課題を解決する手法として期待され、実用性あるバイオマテリアル科学の将来を先導するものと確信している。
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