研究課題/領域番号 |
16H01873
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
杉浦 元亮 東北大学, 加齢医学研究所, 教授 (60396546)
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研究分担者 |
本多 明生 静岡理工科大学, 情報学部, 准教授 (80433564)
石原 眞澄 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 老年学・社会科学研究センター, 研究員 (70759597)
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研究協力者 |
千 凡晋
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
44,720千円 (直接経費: 34,400千円、間接経費: 10,320千円)
2018年度: 11,570千円 (直接経費: 8,900千円、間接経費: 2,670千円)
2017年度: 11,960千円 (直接経費: 9,200千円、間接経費: 2,760千円)
2016年度: 21,190千円 (直接経費: 16,300千円、間接経費: 4,890千円)
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キーワード | 脳・神経 |
研究成果の概要 |
精神状態の機能不全メカニズムが自己意識作用の悪循環のいくつかのパターンに分類されるという我々の仮説は概ね支持された。「不全―効果系」は概ね身体(運動・感覚関連領野)、対人関係(TPJ, TP, dMPFC)、社会価値(vMPFC/vACC, PCC/Precuneus)の3つの脳内スキーマに分類できる。それぞれのパターンに対応して異なるタイプの精神健康法が異なるメカニズムによって効果を発揮する可能性についても一定の支持的見解が得られている。これらの成果に基づいて、精神機能不全と精神健康法の効果の関係性と各脳メカニズムを体系化する方略について、有用なフレーム枠が構築できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
精神的な健康を自己管理するために、日常生活で容易に実践可能な「精神健康法」への注目が高まっている。健康法の効果には大きな個人差があり、その背景には精神機能の不全状態の質的個人差が想定される。本研究の成果は、精神機能不全と精神健康法の効果の関係性と各脳メカニズムを体系化し、事前に健康法の効果を予測するツール開発に分野融合的アプローチを可能にする。
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