研究課題/領域番号 |
16H01882
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物分子化学
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
藤井 郁雄 大阪府立大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (70189984)
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研究分担者 |
藤原 大佑 大阪府立大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (30611420)
道上 雅孝 大阪府立大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (60802428)
円谷 健 大阪府立大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (00372855)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
44,330千円 (直接経費: 34,100千円、間接経費: 10,230千円)
2018年度: 12,740千円 (直接経費: 9,800千円、間接経費: 2,940千円)
2017年度: 12,740千円 (直接経費: 9,800千円、間接経費: 2,940千円)
2016年度: 18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円)
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キーワード | 分子標的ペプチド / 分子標的医薬 / ペプチド / 進化分子工学 / ポスト抗体医薬 / 生体分子 / 医療・福祉 / ナノバイオ / 蛋白質 / 有機化学 |
研究成果の概要 |
進化分子工学(細胞表層ディスプレイ技術)とペプチド構造構築理論を組み合わせることにより、細胞内送達を可能にし、細胞内タンパク質をターゲットとする分子標的ペプチド(中分子化合物)の新しい設計法を開発した。抗MDM2マイクロ抗体に膜透過性ペプチドであるポリアルギニンを導入し,細胞膜透過性および生物活性を検討した。その結果,蛍光を指標にした共焦点顕微鏡観察により,本マイクロ抗体の細胞膜透過性を確認した。また,抗VEGFマイクロ抗体-薬物複合体の合成し,細胞膜透過性および生物活性を検討した結果,細胞増殖阻害活性を観測した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、標的タンパク質が細胞内タンパク質にまで一挙に及ぶことになり、ケミカルバイオロジーの進展に貢献する。すなわち、自由自在に分子標的化合物が創出できるので、これらを使って生命活動をコントロールすることで、従来の分子生物学的方法では得ることのできなかった新しい知見を手に入れることができる。また、医薬品開発においても細胞内疾患関連タンパク質を標的とすることができるので、新薬開発の標的タンパク質の数が劇的に増えるとともに、新しい作用機序の医薬品開発が可能になる。
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