研究課題/領域番号 |
16H01895
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
片岡 樹 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 准教授 (10513517)
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研究分担者 |
黄 蘊 尚絅大学, 文化言語学部, 准教授 (10387384)
小島 敬裕 津田塾大学, 学芸学部, 准教授 (10586382)
矢野 秀武 駒澤大学, 総合教育研究部, 教授 (20422347)
長谷 千代子 九州大学, 比較社会文化研究院, 准教授 (20450207)
小林 知 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 准教授 (20452287)
高橋 美和 実践女子大学, 人間社会学部, 教授 (40306478)
津村 文彦 名城大学, 外国語学部, 教授 (40363882)
池田 一人 大阪大学, 言語文化研究科(言語社会専攻、日本語・日本文化専攻), 准教授 (40708202)
村上 忠良 大阪大学, 言語文化研究科(言語社会専攻、日本語・日本文化専攻), 教授 (50334016)
下條 尚志 静岡県立大学, 国際関係学研究科, 助教 (50762267)
速水 洋子 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 教授 (60283660)
藏本 龍介 東京大学, 東洋文化研究所, 准教授 (60735091)
今村 真央 山形大学, 人文社会科学部, 准教授 (60748135)
飯國 有佳子 大東文化大学, 国際関係学部, 准教授 (90462209)
MAK BILL (麥文彪) 京都大学, 白眉センター, 特定准教授 (50747863)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
32,240千円 (直接経費: 24,800千円、間接経費: 7,440千円)
2019年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
2018年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
2017年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
2016年度: 10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
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キーワード | 東南アジア / 仏教 / シンクレティズム / 精霊祭祀 / 宗教 / 民間信仰 / キリスト教 / バラモン=ヒンドゥー教 / 出家・在家関係 / 華僑 / アニミズム |
研究成果の概要 |
本共同研究からは、成立宗教の教義を偏重した宗教理解や、その反動としての単なるシンクレティズム礼賛を乗り越えるうえで、ひとつのフィールドで複数のゲームが同時に稼働している状況に着目することの重要性が、また、そうした新たな視座のもとで、タイ、ミャンマー、カンボジア上座仏教徒社会における仏教と非仏教的伝統との競合や、中国雲南やベトナム、東南アジア華僑社会における大乗仏教と上座仏教との競合などを動態的に説明しうる可能性が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、近年の大陸部東南アジア宗教論の分野で提唱されるレパートリー論や(ポストモダン型)シンクレティズム論から予想される限界を乗り越えて、新たな宗教理解の枠組を提案したことにある。また社会的意義としては、日本宗教史論のアナロジーを意識的に持ち込むことで、日本社会から見た等身大の東南アジア宗教像を提示しえたことである。
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