研究課題/領域番号 |
16H01904
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
宗教学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
東長 靖 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 教授 (70217462)
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研究分担者 |
赤堀 雅幸 上智大学, 総合グローバル学部, 教授 (20270530)
二宮 文子 青山学院大学, 文学部, 教授 (40571550)
中西 竜也 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (40636784)
丸山 大介 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), 人文社会科学群, 准教授 (60749026)
私市 正年 上智大学, 総合グローバル学部, 教授 (80177807)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
33,930千円 (直接経費: 26,100千円、間接経費: 7,830千円)
2020年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
2018年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
2017年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
2016年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
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キーワード | スーフィズム / タリーカ / 聖者信仰 / イスラーム / 神秘主義 / 聖者 / 宗教学全般 |
研究成果の概要 |
本研究は、「イスラーム神秘主義」の名の下に、理論としてのスーフィズム、教団としてのタリーカ、民間儀礼としての聖者信仰が、区別されずに論じられてきたことへの疑問に端を発する。この三者は各々個別の現象としてまずは分析し、しかし重なりあう部分をもつがゆえに、その総体を複合現象という形で捉えるべきである。スーフィズムについては、倫理―神秘主義とエリート―民衆の二つの軸からなるものとして、タリーカは「実践コミュニティ」として、聖者信仰は神と聖者、預言者と聖者、聖者と聖遺物、聖者と恩寵という「四つの対比」に基づいて、それぞれ捉えたうえで、複合現象を倫理・神秘主義・民間信仰の三要素で理解することを提唱した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、通常「イスラーム神秘主義」と訳されるスーフィズムおよびその周辺の事象をとらえ直そうとするものである。「神秘主義」という訳語から、これまでスーフィズムは、ごく一部の人々の知的営みと考えられがちで、イスラーム理解にとっては周縁的な事柄ととらえられてきた。本研究は、スーフィズムおよびこれと密接に結び付いているタリーカ、聖者信仰を、お互いに異なりながらも重なりあう複合現象としてとらえ、これがイスラーム方と並んで、イスラーム理解のために重要な存在であることを示したものである。
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