研究課題/領域番号 |
16H01909
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
思想史
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
岩崎 稔 東京外国語大学, その他部局等, 名誉教授 (10201948)
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研究分担者 |
今井 昭夫 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (20203284)
篠原 琢 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (20251564)
長 志珠絵 神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (30271399)
金井 光太朗 東京外国語大学, その他部局等, 名誉教授 (40143523)
石井 弓 東京大学, 大学院情報学環・学際情報学府, 特別研究員 (50466819)
成田 龍一 日本女子大学, 人間社会学部, 研究員 (60189214)
板垣 竜太 同志社大学, 社会学部, 教授 (60361549)
小田原 琳 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 准教授 (70466910)
土田 環 早稲田大学, 理工学術院, 講師(任期付) (70573658)
米谷 匡史 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (80251312)
藤井 豪 東京外国語大学, 世界言語社会教育センター, 講師 (70886217)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
33,670千円 (直接経費: 25,900千円、間接経費: 7,770千円)
2020年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2019年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2018年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2017年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2016年度: 10,270千円 (直接経費: 7,900千円、間接経費: 2,370千円)
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キーワード | 集合的記憶 / 想起の文化 / 多方向的想起 / 忘却 / 記憶の抗争 / 歴史修正主義 / 犠牲者意識ナショナリズム / 記憶術 / 記憶論的転回 / 忘却の効用 / 記憶と忘却 / 多志向的想起 / 戦争の記憶 / 震災後文学 / メモリー・スタディーズ / 植民地主義 / トラウマ / レーテー / 国民の記憶 / メモリースタディーズ / ハザードスタディーズ / 新自由主義 / メタヒストリー / ハザードメモリー / メモリーレジーム / 国民的記憶 / 左派メランコリー / 歴史叙述 / 反知性主義 / 言語論的転回 / 実用的過去 / メモリー・レジューム / 記憶の場 / 戦後文化 / ホロコースト / 歴史家論争 |
研究成果の概要 |
集合的記憶という視点が受容されたことで「記憶論的転回以後」という位相において生まれた問題やコンフリクトを多面的に再検討した。これにより①それまで等閑視されていた数多くの個別事例を可視化したが、そこには震災の記憶や、人類学者によるいわゆる人骨問題も含まれる。また②歴史をめぐる情動的な次元を視野に入れることで、学術的研究を超えた社会現象や、サブカルチャーも含む歴史表現の特徴、集合的記憶をめぐる反知性主義等を解明した。さらに③犠牲者意識ナショナリズムとして噴出する異なった犠牲者意識間の相克を検討し、その隘路の克服のためにmultidirectional memoryというアプローチにたどり着いた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本事業は、とくにポスト冷戦期の「記憶」に関するさまざまな論争について、切り開かれた認識の地平と残された課題を総括する役割を担った。諸論争を回顧した場合、実証的な蓄積が顕著に進んだ例が数多くある一方で、学術的な認識とは背反する内容が情動的に拡散するような事態も少なからず生まれた。そうした複雑な現象について、たんに所与の言説を批判的に検討するだけではなく、過去の批判的語り方それ自体や、「犠牲者意識ナショナリズム」などの現象にも学際的な検討を加えた。これによって本研究は、記憶論争が作り出してきた蓄積を、学術的な活動に限定されない文化表現まで視野に入れつつ、確実に次の世代に手渡すことに貢献した。
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