研究課題/領域番号 |
16H01953
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ史・アメリカ史
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
鶴島 博和 熊本大学, 大学院教育学研究科, 名誉教授 (20188642)
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研究分担者 |
櫻木 晋一 朝日大学, 経営学部, 教授 (00259681)
亀谷 学 弘前大学, 人文社会科学部, 講師 (00586159)
菊池 雄太 立教大学, 経済学部, 准教授 (00735566)
城戸 照子 大分大学, 経済学部, 教授 (10212169)
西村 道也 福岡大学, 経済学部, 講師 (10599814)
新井 由紀夫 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 教授 (30193056)
徳橋 曜 富山大学, 学術研究部教育学系, 教授 (30242473)
安木 新一郎 函館大学, 商学部, 准教授 (40586012)
図師 宣忠 近畿大学, 文芸学部, 准教授 (60515352)
阿部 俊大 同志社大学, 文学部, 准教授 (60635788)
西岡 健司 大手前大学, 総合文化学部, 准教授 (70580439)
名城 邦夫 名古屋学院大学, 経済学部, 名誉教授 (90097684)
山田 雅彦 京都女子大学, 文学部, 教授 (90202382)
向井 伸哉 大阪市立大学, 大学院文学研究科, 講師 (10828073)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
43,550千円 (直接経費: 33,500千円、間接経費: 10,050千円)
2019年度: 9,490千円 (直接経費: 7,300千円、間接経費: 2,190千円)
2018年度: 10,270千円 (直接経費: 7,900千円、間接経費: 2,370千円)
2017年度: 11,050千円 (直接経費: 8,500千円、間接経費: 2,550千円)
2016年度: 12,740千円 (直接経費: 9,800千円、間接経費: 2,940千円)
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キーワード | 貨幣 / 銭貨 / 銭貨製造人 / 銭貨製造場 / 銀 / ユーラシア / 中世 / money / silver / moneyer / Eurasia / Medieval / Britian / Scandinavia / trade / medieval / Europe / Moneyer / Money / Circulation / Western Eurasia / Silver / 貨幣史 / 貨幣製造人 / 流通 / 銀貨 / 銅貨 / 西ユーラシア / 前近代 / 金属組成 / 通貨 |
研究成果の概要 |
本研究は前近代における西ユーラシアを時空間の対象として,貨幣の製造と流通のシステムの構造と展開を解明することを基本的な研究課題とした.「権力」を支え「富」の主要な形態であると同時に価値尺度であった「地域世界」の血液ともいうべき貨幣が,(1)何を素材として,(2)どのように製造され,(3) 受容され,(4) 流通しそして(5)その生涯を終えて次に継承されたのかという「貨幣の生涯」をブリテン、バルト海域、地中海域というヨーロッパ世界の周辺部における貨幣の製造と流通のシステムに光を当てることができた。ヨーロッパの中核ともいうべきフランク世界とそれとの関連の解明が課題として残った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで日本の西洋史学では、前近代時代の貨幣史研究の欠落が指摘されてきた.今回の研究は、毎年、国際研究集会を開催しあるい参加して、イギリス、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア、ポルトガル、アメリカの一線級の専門家20名と共同研究の体制が構築できたことは、研究成果をグローバルに展開し、将来的に進化させるという大きな学術的意義がある。さらに、貨幣がデジタル化され、現金が消えつつある現代において、貨幣の本質とも言える「社会的絆」という側面を照射して、「コミュニケーションのある温かい生身の経済関係」を考える機会を提供する社会的意義がある。
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