研究課題/領域番号 |
16H01968
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
|
研究機関 | 関西大学 (2018-2020, 2022) 京都大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
清水 展 関西大学, 政策創造学部, 客員教授 (70126085)
|
研究分担者 |
飯嶋 秀治 九州大学, 人間環境学研究院, 准教授 (60452728)
小國 和子 日本福祉大学, 国際福祉開発学部, 教授 (20513568)
亀井 伸孝 愛知県立大学, 外国語学部, 教授 (50388724)
伊藤 泰信 北陸先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 准教授 (40369864)
関根 久雄 筑波大学, 人文社会系, 教授 (60283462)
木村 周平 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (10512246)
西崎 伸子 芸術文化観光専門職大学, 芸術文化・観光学部, 教授 (40431647)
内藤 直樹 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(社会総合科学域), 准教授 (70467421)
内藤 順子 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (50567295)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
40,170千円 (直接経費: 30,900千円、間接経費: 9,270千円)
2020年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2019年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
2018年度: 8,970千円 (直接経費: 6,900千円、間接経費: 2,070千円)
2017年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
2016年度: 7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
|
キーワード | 応答 / フィールドワーク / 現場主義と関与・介入 / 人類学の再想像=創造 / 自前の思想 / 文化人類の再想像=創造 / 調査地へのコミットメントと / 時代と社会への応答 / 文化人類学 / 応答実践 / 現場グラフィー / フィールドとホームの往還 / 時代と社会 / 文化人類学の再想像=創造 / 理解から実践へ / 人類学の再想像=創造 / 応答の実践 / 先駆者 / 合同研究会 / 草稿報告 / 出版準備 / 研究会開催 / 成果本草稿 / フィールド / ホーム / 理解と実践 / 人類学の新展開 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、フィールドとホームで喫緊の重要課題に取り組む実践的介入の学として文化人類学の再考=再興を試みることであった。コロナ渦のために計画の実施に遅れその他の支障が生じたが、予算の繰越しを認めていただき当初の目的を達成することができた。期間中の5年間で21回の研究会を開催し、成果として以下の3冊を出版した。 1)清水展・飯嶋秀治(編著)2020『自前の思想: 時代と社会に応答するフィールドワーク』京都大学学術出版会。2)清水展・小國和子(編著)2021『職場・学校で活かす現場グラフィー』明石書店。3)北野真帆・内藤直樹(編著)2022『コロナ禍を生きる大学生』昭和堂。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近代的な文化人類学は100年ほど前にB.マリノフスキーによって確立された。それは長期の参与観察をするフィールドワークとその成果である民族誌を2本の柱とする。その方法は現在に至るまで引き継がれてきた。が、文化人類学が西欧の植民地の状況を改善するために貢献すべきとの彼の思いと志しはほとんど忘れられてしまった。 本プロジェクトはマリノフスキーの初心に立ち返るとともに、現代社会の諸問題に積極的に関与し発言、発信、行動してゆくべきこと、そのための方途について議論を重ねた成果であり、応答する人類学(anthropology of respose-ability)を提唱している点に社会的意義がある。
|